生命保険の見直し/ライフスタイル別 生命保険見直し事例

個人事業主の保険見直し(4ページ目)

個人事業主とサラリーマンでは置かれている状況が全く違います。雇用される側ではなく一匹狼、もしくは雇う側の人は一体、どのように保険を考えればよいのでしょうか?

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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しかし、目の前の現実は……

しかし、今直ぐ何かが起こった場合は流暢なことは言っていられません。とても大きな危機を抱えて生活しているようなものです。少しでも安心できる為には現金、すなわち保険にたよらざるを得ないでしょう。

個人事業主の保険

各事業に必要な様々な損害保険は別の機会にまわし、ここでは事業主が自分にかける。必要な保険について一例をご案内しましょう。

以前から、このサイトで散々お話していますが、保険の目的はやはり、家族や従業員への愛です。家族や従業員が困らないようにするにはどうすればよいかを考えてみることから始まることは言うまでもありません。

入院時の治療費のカバーに医療保険がまずは考えられます。医療保険は様々なタイプがありますが、個人事業主の場合、収入減をカバーする意味でも、できるだけ短期で現金が必要になります。

長期入院タイプで長期療養に備えるのも間違っていませんが、やはり1日あたりの給付日額を5000円や1万円ではなく2万円~4万円(限度枠ぎりぎり)に設定し、できるだけ保険料を抑える意味で、60日以下の短期入院タイプで備えた方が、収入減という現実には最高の備えになることでしょう。

また、所得補償保険は自宅療養を余儀なくされ、なおかつ体力的に仕事復帰が難しい場合に活躍します。働けないという事実が証明でき、それが認められて初めて、保険会社から所定の保険金が支払われるのです。

医療保険の保険金支払いが「入院」という縛りがある以上、所得補償保険はそれをカバーして余りあると考えられます。

そして、その他、がん保険、三大疾病、女性特約等々、不安だと思える危険に備えるためにはこうした形で生命保険とは一線を画し特定のリスクに備えるため保険ですが、これらの保険は受け取る金額に対し支払う保険料が比較的安く設定されているので、希望に応じて選んでいくことで安心につながります。
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