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保険で確実に教育資金を作る!(3ページ目)

株価の下落、低金利により学資保険、こども保険などで教育資金を準備しようという方が増えています。現在加入中の人、これから加入を考えている人に保険を使った教育資金の準備についてご案内しましょう。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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使える保険、終身保険

さて、話を戻します。教育資金の準備に使える保険として、もう一つあげられるのが、貯蓄を目的として作られていない保険。終身保険です。

終身保険は保険期間が一生涯の死亡保障のみの生命保険のひとつです。この保険には保険料を一生涯払い続けるタイプ(終身払い)と、10年、50歳、60歳といった短期間で保険料を支払ってしまうタイプ(短期払い)があります。
住宅ローンと同じで、月々の保険料負担を抑えたければ、終身払いを。月々の保険料は高くても、高齢時に保険料を払い続けたくないという人には短期払いがあっています。
短期払いにはもう一つ、特徴があります。これが教育資金の準備等の貯蓄の代わりになるのです。ご説明しましょう。

終身保険でお金が貯まる理由

短期払いの終身保険は、保険期間に比べ、保険料を短い期間で支払います。

これは、保険料が高額になる「高齢」になる前に保険料を払ってしまうことになります。すなわち、先に保険料が高い時期の掛け金を保険会社に納めてしまうわけです。
これが、いわゆる保険会社にお金を預けている状態になります。

そして、保険料の払い込み満了後に、保険を解約すると、この預けていた(厳密に言うと、預けているわけではないのですが)保険料が、多少の運用益がついて戻ってきます。

それまで、支払っていた保険料の総額を上回る解約返戻金が受け取れるのです。この解約返戻金は、保険に加入する際に決まっている金額です。何年後に解約するといくら戻ってくるかが加入時にすべてわかるために、非常に計画的にお金を貯めることができます。

本来の目的である死亡保障もついています。親がなくなったとき、保険金を遺族が受け取れるのです。もちろん、生命保険特有の払い込み期間中の解約によるのペナルティ(元本割れ)や、保険会社破綻のリスクが付きまとうのは言うまでもありません。

しかし、これらを加味しても、教育資金を確実に準備する方法としては一考の価値があるのではないでしょうか。

今なら間に合います

先述しましたが、教育資金の必要性はこれからどんどん高まっていきます。受験を考えた場合これは避けて通れません。

今回は保険をご案内しましたが、どんな方法でもかまいません。できることを一日でも早く。その行動だけが、確実な教育資金の準備につながります。
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