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保険で確実に教育資金を作る!(2ページ目)

株価の下落、低金利により学資保険、こども保険などで教育資金を準備しようという方が増えています。現在加入中の人、これから加入を考えている人に保険を使った教育資金の準備についてご案内しましょう。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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保険で貯蓄のデメリットを理解する

もちろんデメリットもあります。繰り返しになりますが、貯蓄を目的としているとはいえ保険は内容を理解していないと、不要な特約がたくさんついていて、何十万も元本割れしてしまうケースがあります。
(この場合は特約を解約すればその後は掛け捨て部分がなくなります)

長期間にわたる契約になるので、保険会社の破綻の危険が考えられます。可能性については、昨秋のアメリカのAIGのこともあり、なんともいえないところですが、この点はある程度保険会社を選ぶことで対応できます。

そして、中途でやめてしまうと、損をしてしまう場合があります。やはり満期金で受け取ることが最も有利で確実に貯まるので、その点も考慮してください。

教育資金を保険でつくる

保険の特徴を利用すると、教育資金も保険を使って準備することができます。学資保険、こども保険という名称で発売されていて、学資保険についてはかなりの方が、加入しているでしょう。これらの保険は先述した養老保険の仲間です。

ただその他の貯蓄を目的とした保険と同様、特約がたくさんついていて元本割れしてしまったり、かろうじて元本を上回るリターン(満期金、学資金)が受け取れるという状況ではあります。

とはいっても確実に貯めるという目的だと、少々元本割れしても日々使ってしまい、なかなか貯金できずにこれまで来ている人にとっては、強制的な貯蓄として利用価値はあるといえます。

今は確実に教育資金を準備する必要があります

デフレの世の中、すなわち物価が下がっていく状況では、運用云々を考えることも大事かもしれませんが、確実に現金を積み立てていくということこそが大切といえます。

また、一般的に教育資金といえば、学校に支払う学費や入学金だけに目が行きがちですが、現実はそれほど甘くはありません。その学校に入るための塾の費用は、想像をはるかに超える場合があります。

一般的な習い事でライフプランをシュミレーションしている方、中学や高校受験で塾に通わせようと考えている方は、実際に塾のホームページやチラシ、問い合わせ等で合格までにいくらかかるかを把握してください。

殖やすより、確実に貯めていくことの重要性を理解できるはずです。
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