出産・育児費用/出産・育児を助ける各種制度

妊娠・出産の合併症は保険適用(2ページ目)

保険がきかない妊娠・出産。でも、万一合併症になってしまったときは、保険がきいて3割負担で済みます。

豊田 眞弓

執筆者:豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金ガイド

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●保険が利くと「高額療養費制度」も適用に
妊娠・出産時の合併症で医療費がかさんだ場合は、「高額療養費制度」も利用できます。これは、自己負担分の上限を超えた分が戻ってくる仕組みです。健康保険がきかない正常な妊娠・出産では適用になりませんが、合併症の場合はこの制度が適用されます。帝王切開の場合は、おそらくこの制度も利用できるでしょう。

もうちょっと具体的にいうと、1ヶ月間(1日から31日)の医療費には、収入に応じた上限額(下表)がもうけられていて、それ以上に支払った医療費(3割の自己負担分ですね)は、申請をすることで戻ってくる仕組みです。ただし、差額ベッド代や食事療養費は適用外です。

該当される方は、国保の方は役所の国民健康保険課へ、勤務先の健康保険に加入している方なら健康保険組合または社会保険事務所へ問い合わせましょう。

ガイド豊田の<ココがポイント!>
・正常な妊娠・出産は健康保険は適用されません。でも出産育児一時金がありますので。
・正常なのに「切ってください」などとは言わないように(まれにいるようですが・・・)。もちろん、医師は正常な妊婦に対して帝王切開することはありません!


<関連リンク>
・助かる!「出産育児一時金」
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