教育資金を貯蓄する商品は、原則、元本保証かローリスクの商品です。ただし、運用期間が長いため、インフレリスクに備えるためにも一部にリスク商品を組み入れるのも手です。教育資金の積立に向く金融商品を整理してみましょう。
1)財形貯蓄(住宅財形)(会社)
財形貯蓄は、会社が提携した金融機関で行う積立貯蓄。給与天引きで確実に貯められます。住宅財形は、住宅関連以外で引き出すと、5年以内は税金がかかりますが、5年経過後はかからないため、教育資金として利用するメリットがあります。
2)自動積立定期・オート定期・オート定額(銀行、郵貯銀行)
普通預金口座から毎月一定額を自動的に積み立てる定期預金(スーパー定期か期日指定定期)。積立日を給料日またはその翌日にしておけば、確実に貯められます。「自動積立定期」は銀行の積立で、「オート定期・定額」は郵貯銀行の積立。
3)定期積金(信金)
集金に来てくれるので、乳児期など外出がままならない時期は助かります。積立額に応じて懸賞権がついたり、各地の特産物などがもらえたりするオマケが付く商品もあります。
4)こども保険・学資保険(生命保険会社・郵貯銀行)
満期時に満期保険金が受け取れる他、商品にもよっては入学時期に祝金が降りるタイプも。契約者である親に万一のときは以後の保険料が免除に。
5)MMF・公社債投信(証券会社)
安全性の高い公社債で運用されるローリスクの投資信託。MMFは利回りは低めながら、30日経てばいつでも手数料無しで換金できます。公社債投信はMMFよりも利回りは高めですが、換金時には所定の手数料がかかります。積立は5000円程度から。