入院する確率は60歳あたりから急増!
年齢階級別推定入院患者数のグラフでは読み取る事のできなかった入院確率をグラフにしてみましたので、早速みてみましょう。「年齢階級別推定入院受療率」資料:厚生労働省「平成17年患者調査の概況」 |
まず言える事は、年齢階級別推定入院患者数とは随分とグラフの形が違う事です。0歳の入院する確率は約1%となっています。1~4歳からは確率が大幅に減って0.1~0.2%程度で推移し、30歳代で0.3%程度になり、その後も緩やかに上昇していきます。ところが、55~59歳で1%を超えると、60~64歳あたりから急激に確率が上がり、70~74歳では約2.5%、75~79歳で約3.5%、80~84歳で約5.2%、85~90歳で7.8%にもなります。そして90歳以上は実に12%にもなります。
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入院の確率がこれほどまでに累進的に上がることを想像できたでしょうか。特に60歳を過ぎたあたりから多くの人が病気やケガで入院をしています。60~64歳では100人中13人、8年で入院1回の計算になるので、決して低い確率ではありません。長年働いてきた生活リズムが定年退職などによって大きく変り、その結果体調を崩す人が多いのかも知れません。過去は健康であったとしても今後については過信することなく今まで以上に気をつけて欲しいものです。
これらの調査結果を踏まえてどのような医療保険の選択が望ましいか次のページで解説します。
※年換算のもととなる平均在院日数(37.5日)は全年齢の数値であり、各年齢階級に呼応した平均在院日数を使用すると、入院の確率は若干異なってきます。
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