医療保険は病気やケガで入院や手術をしたときには頼りになる存在ですが、今まで入院も手術も経験した事がない人は多いと思います。そこで一般的にはどのくらいの確率で入院をしているのか、厚生労働省「平成17年患者調査の概況」をもとに調べてみたところ、決して他人事とは思えない結果となりました。

1年間で入院する人は約1423万人!

最近どうも調子が悪い!入院しなければならないかも?
最近どうも調子が悪い!入院しなければならないかも?
「平成17年患者調査の概況」は、平成17年10月中旬の指定日に全国の層化無作為により抽出した病院および診療所の患者を対象としています。その調査結果によると入院患者数は推定1,462,800人(年齢・傷病問わず)となっています。調査日に約146万人もの入院患者がいることに驚きですが、この人数はあくまで調査日の瞬間的な数値です。そこで、1年間ではどのくらいの人数になるかを計算してみました。

患者調査の概況では退院患者の平均在院日数を統計もしていて、そこには平均在院日数37.5日となっています。この数値を活用すると、1年間(365日)では患者が9.73回転していることになり、

1,462,800人×9.73回=約1423万人

つまり、1年間でみると延べ約1423万人もの人が入院していると推定できます。これは日本人の実に約9人に1人が1年の間に入院していることになります。言い方を変えると、日本人はみんな9年間で1回入院するとも言えます。明日は我が身かも知れません。

入院患者数は50歳代から急増!

先ほど全体で約1423万人もの人が入院していると書きましたが、赤ちゃんから高齢の人までまんべんなく入院しているわけではありません。「平成17年患者調査の概況」では年齢を5歳毎に区切り、どの年代が多く入院しているかも確認することができます。その調査結果をグラフにしてみました。
「年齢階級別推定入院患者数」資料:厚生労働省「平成17年患者調査の概況」
「年齢階級別推定入院患者数」資料:厚生労働省「平成17年患者調査の概況」

それぞれの人数をみていくと、生後間もない0歳の入院が若干多く、その後徐々に減っていき、10~14歳で6,640人と最も少なくなります。ところが、15~19歳からは一貫して増加していき、40歳代くらいまでは緩やかですが、50~54歳からは入院患者数が急に増加していっています。そして75~79歳(185,926人)を過ぎるとまた減少しています。

年齢階級別推定入院患者数のグラフでは、年齢を5歳毎に区切った入院患者数を調べましたが、各年齢階級の人数が同じでない為、この結果では入院する確率を読み取る事はできません。そこで更に突っ込んで各年齢階級の入院確率まで計算してみましたので、次のページをご覧下さい。

※グラフで取り上げた人数は調査日の数値なので、年間での入院患者数はこれよりも大幅に増えます。

各年齢階級の入院確率は次のページで!