医療保険/医療保険関連情報

どうする!?別れへの備え 死別編(3ページ目)

出会いがあればいつかは別れもやってきます。でも保険については別れがきてから考えていては遅いのです。とのように保障を確保しておくべきか、医療保険ガイドの立場から考えてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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女性のほうが7年も長生きする!

次に男性(夫)と女性(妻)の平均寿命の違いをみていきます。

平均寿命の年次推移
平均寿命の年次推移 資料:厚生労働省第20回完全生命表 0歳の平均余命より

※平成7年は阪神・淡路大震災の影響が若干あり

昭和30年には、男性63.60歳、女性67.75歳だった平均寿命が、平成17年では男性78.56歳女性85.52歳にまで伸びました。男性で約15歳、女性は約18歳も延びています。そして、男女で平均寿命の差が徐々に広がっており、昭和30年には4.15歳だった差が、平成17年には6.96歳にまで広がっています。日本はこの50年間でかなり豊かになり、医療技術も進歩して長生きできるようになりました。そして、どうやら女性が強くなってきているようです。

夫より妻の方が2歳若い!

先ほど男女の平均寿命差が約7歳あるとわかりましたが、夫と妻の年齢が一緒とは限りません。夫の死後、妻は一人で何年生きていかなければならないかを知る為に、夫婦の年齢についても調べてみました。

平均初婚年齢の年次推移
平均初婚年齢の年次推移 資料:厚生労働省人口動態調査

昭和30年には夫26.6歳、妻23.8歳だった初婚年齢が、50年経った平成17年には夫29.8歳妻28.0歳と、ともに晩婚化している結果となりました。年齢差では昭和30年に2.8歳あったのが、平成17年には1.8歳まで縮まっています。晩婚化はライフスタイルの多様化や、女性の社会進出等が理由として挙げられています。平均寿命と同様に初婚年齢についても、女性が強くなってきたからかも知れません。

女性の高齢一人暮らしは男性の約3倍!

平均的ならいつかは一人になるのね
平均的ならいつかは一人になるのね
日本全体でみると、一人暮らしは男性のほうが多いですが、65歳以上に限ってみてみると、女性が男性の約3倍にもなります。この数字には死別や離別以外に未婚も含まれますが、女性は男性以上に一人暮らしに対する備えをしておく必要があります。


ではどのようにして死別後に備えるべきか次のページでみていきましょう。
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