更新のたびに保険料が上がるのはイヤかな |
医療保険の保険料は入院する確率に比例して設定されているので、入院する確率が急増する60歳あたりからは、保険料も急に上昇していきます。
※入院している人数や確率については、9人に1人が入院する現実 次はあなた!?で詳しく取上げています。
保険期間の設定で月々の保険料負担を減らすには、保障期間が60歳くらいまでの医療保険を選ぶと大きな効果が得られます。もし加入している医療保険の保障期間が終身なら、5年保障や10年保障、60歳までの保障等のタイプへ変えると、月々の保険料は安くなります。
※保障期間が5年や10年のようなタイプは、自動更新によって80歳くらいまで保障期間を更新していくことが可能です。しかし、当初は月々の保険料が安くても、ほとんどの場合、更新のたびに保険料が上がっていくので、事前にその仕組みを十分に理解しておく必要があります。保障期間による保険料の違いは、過去の記事どっちが良いの!?定期VS終身で比較してあります。
■保険料払込期間を長くする
医療保険は、必ずしも保障期間と保険料払込期間が同じとは限りません。ただ、保険料払込期間は必ず保障期間と同じか、またはそれよりも短くなっています。保障期間が終身の場合は、保険料払込期間も終身の場合や、10年、55歳、60歳、65歳払い等があります。
保険料払込期間で月々の保険料負担を減らすには、現在の払込期間よりも長くすると効果があります。例えば、保障期間が終身で、保険料払込期間が60歳までの医療保険に加入している場合、65歳払いや80歳払い等へ払込期間を延ばす事で保険料は下がります。
しかし、定年後も毎月保険料を払っていくような設定にしてしまうと、保障が必要な時に保険を継続していくことが困難になってしまう危険性があります。保険料払込期間を長くすると、月々の保険料負担は減りますが、トータルで支払う保険料は逆に増えるので、今と老後の負担バランスを十分に考えてから判断する必要があります。
参考記事……保険料払込期間の決め方を教えます!