破綻するような保険会社の商品には加入しない!

保険会社の経営状況を確認しておくことは大事
保険会社の経営状況を確認しておくことは大事
破綻しない保険会社の商品に加入すれば、安心して保障を継続していくことができます。

ではどの保険会社が破綻しないか?

それは残念ながらわかりません。ただ、ソルベンシー・マージン比率や格付け会社の格付けは、経営状況を判断するうえで参考になります。

※ソルベンシ―・マージン(solvency margin)比率とは
通常の予測を超えて発生するリスクに対応できる支払余力を有しているかどうかを判断するための行政監督上の指標の一つで、この比率が200%を下回った場合は、監督当局(金融庁長官)によって早期に経営の健全性の回復を図るための措置が取られます。

ソルベンシ―・マージン比率(%)=ソルベンシー・マージン総額÷リスクの合計額×1/2×100

ソルベンシ―・マージン比率が200%以上だと健全と言われていますが、過去の破綻をみると200%を超えていても破綻しています。今回の大和生命も2008年3月末の段階では555%ありましたが、その半年後には破綻しました。後になってみれば、2007年3月末には836%もあったのが1年間で281%も急降下しており、破綻の可能性が高くなったサインのひとつだったようにも思えます。

もしソルベンシ―・マージン比率から健全性を判断するなら、率がどう変化しているかや、他の保険会社と比べて率が著しく低くないかを確認すると良いです。ソルベンシー・マージン比率は、各保険会社のディスクロージャー資料等で確認することができます。ただ、保険に加入する時の判断材料にはなりますが、保険加入期間中ずっと良いとは限りません。

格付けについてもBBB以上が良いとされていますが、ソルベンシ―マージン比率と同様に、保険加入中に当然変動するものであることを理解しておく必要があります。格付け会社は保険会社の経営状況や格付を確認しようにまとめてあります。

破綻して保障が削減されるような商品に加入しない!

日経新聞に掲載された「大和生命の保険金・年金額の変更モデル」をみると、養老保険や年金保険で大幅な削減が盛り込まれています。その一方で定期保険特約や医療保険の削減は比較的少ないか全くない内容になっています。つまり貯蓄性の高い保険ほど削減幅が大きいので、掛け捨てタイプの保険を選んでおくと破綻しても影響が少なくて済みます。

もし貯蓄性が高い保険を希望する場合は、いざという時に対応できるような内容の保険を選んでおくと良いです。詳しくはどうする!?アメリカ発金融危機への備えで取り上げているので、そちらもご覧ください。

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【関連リンク】
生命保険契約者保護機構
どうする!?アメリカ発金融危機への備え(All About 医療保険)
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