最も滞納世帯数の割合が高い都道府県は大阪府!
次に国民健康保険料(税)の収納状況を金額ベースではなく、世帯ベースで見てみます。滞納世帯数の割合が低い都道府県を表4、高い都道府県を表5に記してあります。表4:都道府県別の保険料(税)滞納世帯数と割合【上位10】 |
順位 | 都道府県 | 滞納世帯数(世帯) | 滞納率(%) |
1位 | 島根県 | 11,657 | 11.0 |
2位 | 富山県 | 18,029 | 12.3 |
3位 | 高知県 | 18,197 | 13.4 |
4位 | 香川県 | 20,998 | 14.3 |
5位 | 岩手県 | 34,136 | 14.5 |
6位 | 新潟県 | 53,525 | 14.7 |
7位 | 長野県 | 55,390 | 14.9 |
8位 | 愛媛県 | 36,747 | 15.4 |
9位 | 山口県 | 36,394 | 15.5 |
10位 | 福井県 | 16,964 | 15.7 |
資料:厚生労働省『平成19年度国民健康保険(市町村)の財政状況について=速報=』 |
収納率と同様で最も優秀な都道府県は島根県となっています。上位10府県のうち6府県は収納率上位と同じ顔ぶれになっています。
表5:都道府県別の保険料(税)滞納世帯数と割合【下位10】 |
資料:厚生労働省『平成19年度国民健康保険(市町村)の財政状況について=速報=』 |
最も滞納世帯数の割合が高いのは大阪府で島根県の約2.5倍にもなります。大阪府は10世帯のうち3世帯近くが滞納していて、しかも収納率も下から2番目なので、かなり悪い状況と言えます。
収納率が最も低かった東京都は、滞納世帯数の割合では19.0%と平均よりも良い数値になっています。つまり、東京都の場合は比較的少ない世帯で多額の保険料(税)を滞納している状況と言えます。
※都道府県別の保険料(税)収納率(市町村国保)は平成19年度の数値、滞納世帯数と割合は平成20年6月1日現在の数値の為、その間に多少の順位変動があるかもしれませんが、大まかな都道府県による違いは察しがつきます。
ところで国民健康保険料(税)を滞納しているとどうなるのでしょうか?