医療保険/医療保険の選び方

お金持ちに医療保険は必要ない!?(3ページ目)

お金持ちに医療保険は必要ないのか、また医療保険やがん保険を必要としない人はどのような人なのか、医療保険ガイドの立場から考えてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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勤め先でいろいろ保障があるから自分で加入する必要はない??

会社に任せっきりでなく自助努力もしないとね!
会社に任せっきりでなく自助努力もしないとね!
会社によっては、従業員に手厚い保障制度を用意していることもあります。病気やケガで働けなくなっても、見舞金があったり所得を補填してくれたりして、それらを受取ることによって生活を維持できるのであれば、改めて個人で保険に加入する意味はあまりないと言えます。

しかし、働けない状態が1年くらいまでならまだしも何年もの長期間になってしまった場合に、会社はどこまで面倒をみてくれるのでしょうか?制度内容を十分に確認しておいた方が良さそうです。

また、定年退職やリストラ、転職などでその会社の従業員でなくなった場合は、手厚い保障制度を使えなくなると考えられます。経営状況によって制度内容が変更する可能性もあります。今現在は自助努力で備える必要性が低いかもしれませんが、退職後のことを考えれば、医療保険やがん保険に加入する意味はあるはずです。加入できる健康状態のうちに、保険の必要性について一度真剣に考えてみると良いです。

貯金で備えるから医療保険は必要ない!?

医療保険やがん保険に加入して元を取ろう(支払った保険料以上の給付金を受取る)としたら、何回も病気やケガをして、入院や手術を繰り返さない限り難しいと言えます。だから、元が取れないなら貯金で備える方が良いと考える人もいるでしょう。

ただ、病気やケガはいつ起きるかわかりません。明日大ケガをする可能性もあれば、一生病気にならない可能性もあります。そして、治療費がいくらかかるかもわかりません。がんの先進医療(陽子線治療や重粒子線治療)を受ける場合などは、先進医療費だけで約300万円もかかります。海外で治療を受けて数百万円かかることもありえます。

余程堅実な性格で、短期間に数百万円貯められ、それを目的以外に使わない強い意志があれば、貯蓄で備えても良いでしょうが、決して簡単なことではありません。貯蓄と平行して保険でも備えてみてはどうでしょうか。



親が自分のために保険をかけているから必要ない!?

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