最近の炊飯器事情
日本人には欠かせない炊飯器。売れ筋は3~4万円前後の5.5合炊きのもの
メーカーそれぞれが独自の技術開発に力をいれているため、選択肢の幅は広く迷ってしまいがちですが、ポイントをしっかり押さえ、優先順位を決めることできっとステキな出会いがあるはずです。
売れ筋としては、3~5人家族向きで一番需要が高いと思われる5.5合炊きの4~5万円前後の商品になりますが、各社がこだわる多彩な内釜の出現によって、10万円以上の高級炊飯器にも人気が集まり、さらなる高性能化が進んでいます。これら高級炊飯器が各メーカーの最高技術となり、そこから機能を削った買いやすい価格帯の炊飯器が何段階かで展開されています。
また最近は、5.5合炊きのファミリータイプだけでなく、3.5~2.0合の小容量タイプにも高級機種が登場し、シニアや30~40代シングル、夫婦2人の少人数世帯などに支持されています。小容量=廉価モデル、ではなくなったと言えるでしょう。
各メーカーが力を入れている炊飯方式・内釜については、ご飯の炊き上がりに特色が出てきますので、食べる方の好みや家族構成などを考え、何が必要かしっかり押さえておきましょう。
現在は、底部のヒーターで加熱するマイコンタイプは減り、内釜自体が直接発熱し高火力で炊き上げることができるIHタイプが主流になりました。そのため、マイコンタイプに比べると消費電力が高くなっているのが現状です。
省エネ性能を知るには「省エネラベル」に定められている(省エネマーク・省エネ達成基準・年間消費電力量・目標年度)と、目安の年間電気料金が表示されています。しかし、高火力なIHタイプは確実においしさにつながりますし、24時間通電する冷蔵庫に比べれば炊飯時間は短いので、年間の電気代は2000円程度です。省エネ性能だけを重視するのではなく、あくまで同じ性能の中で迷った場合、省エネ度の高いものを選ぶ程度でOKでしょう。
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