子供の教育/グローバル力・英語力

日本から世界へ!子供をグローバル人材に育てる方法(2ページ目)

小学校からの英語学習の本格導入や高校での英語による授業、そして大学入試改革等、日本の英語教育の仕組みが変わりつつあります。そのような変革期において、子供が将来グローバル人材として活躍するために必要な能力と幼児期~小学生の間にその能力を養うための教育法をご紹介します。

森 大輔

執筆者:森 大輔

子供の教育ガイド


小学校中学年以降にオススメの学習法

グローバル人材に育てるためにすべきことは?

グローバル人材に育てるためにすべきことは?

小学校中学年以降は、それまでの学習に加え、本格的に文法学習と取り入れるのをお勧めします。
実際に塾で子供を指導している感覚から言えば、小3もしくは小4くらいからであれば基本文法をある程度論理的に理解しながら身につけることが出来ると考えます。順調に学習が進めば、小6の時点で中3レベルの基本文法(英検で言えば3級程度)を習得することが出来るでしょう。

ただし、前のパートでも触れましたが、そもそもの理解力や日本語能力があまり育っていない段階で文法を学ばせようとすると必要以上に時間を要し、英語に対する苦手意識を植え付けるだけでなく、他の科目の勉強や習い事などにそのしわ寄せが行くことも考えられます。自分のお子様の理解力を見極めた上で英文法の勉強をスタートさせましょう。「周りのお友達が始めたらうちもそろそろ始めさせないと!」といった考えは禁物です。

なお、自宅で学習させる場合にお勧めの初学者向けの教材は「中1英語をひとつひとつ分かりやすく(学研マーケティング)」です。近年小学校での英語学習が必修となったこともあり、小学校向けの英文法教材も多く出版されていますが、文法を理解するというよりも丸暗記に近いものが多い印象です。今回紹介したテキストの場合は、文法解説が出来る限り簡単にかつ丁寧に書かれており、小学生からでも十分に文法を理解しながら学習を進めることが出来るのでおすすめです。

また文法学習がスタートしたら、アウトプットとしてスピーキング練習を始めるのもオススメです。英語に限らず何か新しいスキルを身につけるためには、アウトプットとインプットの両方に取り組むことが大切です。ただし、一般的な英会話スクール等での週に1度や2度のレッスンでは、アウトプットの量が足りないと思います。ましてグループレッスンだった場合は、発言するチャンスはかなり限られてくるでしょう。そこで、お勧めなのは「オンライン英会話」

例えば「DMM英会話」であれば、毎日1対1の25分のレッスンが月額3950円で受けることが出来ます。実際に私も個人的に使用し、また塾生にも受けてもらっていますが、教材も入門から上級まで充実しており十分満足できるサービスです。授業の内容は自由に決められるので、塾や自宅で学習した文法事項を中心にレッスンを受けるのがお勧めです。ただし、講師との相性は人それぞれなので、まずは色々な講師のレッスンを受けてお気に入りの講師を見つけてみましょう。

親がサポートできること

今回は、子供をグローバル人材に育てるための教育法を紹介してまいりましたが、最後に親御さん自身に取り組んでいただきたいことをお伝えします。

子供をグローバル人材に育てるためのに親御さんができる事は、「日本人としての価値観・考え方」を子供たちに体感させ身につけさせることです。「餅は餅屋」という言葉があるように、親御さん自身が子供に英語を直接教える必要はありません。そこは塾や教材に助けてもらいましょう。

冒頭でも書きましたが、日本の製品やサービスが世界で評価されているのは、日本人ならでは「気配り・心配り」が反映されているからだと思います。そういった「気配り・心配り」の精神を持ち合わせた大人になるために、保護者の皆さん自身が日頃から「気配り・心配り」の精神を持って家族や周囲の人に接している姿を子供たちに見せることが大切です。

また、できる限り積極的に世界各地に足を運ばせることで、世界の異なる価値観や文化を理解するだけでなく、改めて日本のサービス・製品の質の高さ、「気配り・心配り」の重要性に気づくことができるのではないでしょうか。

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