TEAMレバプラ×AllABout プロ絶賛!食のプロたちの「こだわり」
バルの正しい楽しみ方から本格パエリアまで
今、知っておくべき
“本場スペイン料理”の名店
スペイン料理をブームで終わらせるべからず!
近頃の“スペインバルブーム”については、皆さんもご存じの通り。今ではトレンドの枠を超え、手軽でお洒落なグルメスポットとして定着したといえるでしょう。ところが、この流れに「ちょっと待った」と声をかける方が……。それは、スペイン料理をこよなく愛する料理研究家・加瀬まなみさんなのです。
「スペインバルブームで身近な存在になったスペイン料理ですが、実際のところは『パエリアとオムレツくらいしか知らない』という方も少なくないのではないでしょうか。ブームの勢いに乗って続々と素敵なお店がオープンしている今、スペインバルやパエリアだけで終わらせてしまうのはもったいないことです。スペイン料理の深い魅力を、ぜひ多くの方に知っていただきたいのです!」
加瀬さんが伝えたい、スペイン料理のとっておきの魅力とは?
オススメのバル・レストラン情報も交えて、ご紹介しましょう!
スペイン料理が日本で人気なのは必然なのです
「スペイン料理って、実は日本人の嗜好ととてもよく合うんです」
開口一番、ちょっと意外な一言。タパス、アヒージョ、ガスパチョ……そのネーミングや料理のビジュアルからも、和の食文化と馴染みがあるとはちょっと思えないのですが……?
「あまり知られていませんが、日本とスペインは緯度がほぼ同じなんです。必然的に、気候や食文化にも共通点が多いということです。しかもスペイン北部には日本と同じようにリアス式海岸があって、実際にその地域へ足を運ぶと、食べ物や街の風景もよく似ています。お米を食べる文化、凝ったスパイスを使わないシンプルな味付けも、共通しています。スペイン料理の代名詞ともいえる生ハムにしても、作り方はかつおぶしとほとんど同じなんですよ(笑)」
なるほど、そう言われるとスペイン料理が身近なものに感じられてきそうです。日本でパエリアやタパスが人気を呼んだのも、当然のことだったのかもしれませんね。
恵比寿の本格派バルは、スペイン通をもうならせる
スペイン料理といえば、スペインバル。今さらではありますが、“スペインバル”の定義とその楽しみ方を、あらためて教えてください!
「スペインバルは、食堂とバーが一緒になった立ち飲みスタイルの飲食店です。あちらでは、一皿ごとに店を変えながらハシゴする飲み方が主流です。バル街が少ない日本ではなかなかそうはいきませんが、飲んで、つまんで、サッと帰るのが本場仕込みの大人のバルの楽しみ方です」
加瀬さんいわく、スペインバルを訪れたらまず頼むべきは「生ハム」と「オムレツ」なのだとか。このスタンダードな2つのタパスで、お店の“気合い度”がわかるそう。ちなみに、加瀬さんがおすすめの、“気合いの入った本格派スペインバル”はどこですか?
「恵比寿の『バル ペピート』です。スペインバルの火付け役といわれている伝説の『ティオ・ダンジョウ』を受け継いだ本格派バルで、クラシカルなタパスがどれも絶品です。とくに『自家製バスク風ソーセージ チストラ』は、添えられたオイルのソースだけでお酒がすすむほど美味ですよ(笑)。常連さんにスペイン在住経験がある方が多いことからも、本場の味を再現した通好みのバルだとわかります」
ぜひお試しあれ! いま注目のスペインワイン
スペインバルを訪れたら、やっぱりワインも楽しみたいもの。ヨーロッパのワインといえばイタリアやフランスのイメージが強いのですが、スペインのワインにはどんな特徴があるのでしょうか?
「昔はどっしりとしたボディのクラシカルな赤ワインが主流だったのですが、今は品種や味わいのバリエーションも格段に増えて、ワイン好きには目が離せない存在となっています。中でも一昨年あたりから再び注目を集めているのが、スペインのスパークリングワインである『カバ』。フレッシュな物から熟成してエレガントな物まで味わいも幅広く、素晴らしいカバが増えています」
スペインワインを堪能するなら、どちらのお店に足を運ぶべきでしょうか?
「おすすめは、六本木のスペインバル『マリスケリア ソル』です。グラスワインだけでも常時10種類以上の銘柄を揃えるなど、とにかくワインやビールのラインナップが豊富です。また、スペイン語で魚介専門店を意味する“マリスケリア”という店名が示すように、旬の魚介類を使ったお料理も魅力です。テーブル席も用意されていますから、大人数でワイワイ楽しめますよ!」
イチオシ&必食! お酒がすすむ濃厚パエリア
そして、スペイン料理を語るならやっぱり、パエリアは外せません!
訪れるべきパエリアの名店を紹介していただきましょう。
「ミシュランガイドにも掲載された『アロセリア サル イ アモール』でしょう。スペイン全土の米料理が食べられる、珍しい米料理専門のお店です。ここのパエリアの特徴は、魚介や肉のダシが染みた濃厚な味わいです。お酒がすすむパエリアの代表格ですよ」
ご自身でパエリアのレシピ本も上梓されている加瀬さん。つくるのは手間がかかるイメージもありますが、パエリアは本来、身近で素朴な家庭料理なのだそうです。
「猟師が山で採れた野菜と鶏やウサギを使ってつくったのがパエリアの原点です。そこから、私たちに馴染みのある魚介やイカスミのパエリアなど、多様なスタイルに派生していきました。一言でパエリアといっても、そのルーツや種類は実にさまざまです。ぜひ、お気に入りの一皿を見つけてください」
知れば知るほど奥深そうなスペイン料理。単なるスペインバルブームで終わらせずに、もう一歩踏み込んで、魅惑のスペイン料理の世界にはまってみてはいかがでしょうか?
「食のプロ」が紹介する名店まとめ
バル ペピート(恵比寿)
スペインバルの火付け役『ティオ・ダンジョウ』を受け継いだシェフが腕を振るいます。30種類以上の豊富なタパスは、日本人向けのアレンジは施さず、あくまで本場スペインの味を再現した本格派! ふらりと立ち寄れる気さくな雰囲気も、限りなく本場のバルに近いですよ!
http://allabout.co.jp/gm/gc/462410/
マリスケリア ソル(六本木)
築地で人気のスペインバルがシーフード専門店として2013年にオープンした魚介専門バル。本当にお魚? と思わず疑ってしまうほど柔らかな「マグロほほ肉鉄板焼き」は必食! スペインワインやビールなどお酒の種類も他に類を見ない充実ぶりです。
http://www.sol-international.co.jp/
アロセリア サル イ アモール(代官山)
スペイン全土の米料理が楽しめる、米料理専門店。王道のパエリアのほか「カルデロ」や「メロッソ」といった珍しい絶品米料理を堪能できます。高級食材を贅沢に使って実現した濃厚な味わいは、お米なのにお酒に合うし、白飯のおかずにもなっちゃいそうなインパクトですよ!
http://salyamor.com/
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