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TEAMレバプラ×AllABout プロ絶賛!食のプロたちの「こだわり」

医食同源!食材へのこだわりも徹底 「本格中華+薬膳」で
美味しく食べて健やかに!

南青山発・中華料理の新たな歴史

「世界三大料理」といえば、フランス料理、トルコ料理、そして中華料理。この中で日本人にとって一番付き合いが長くなじみ深いのはやはり、中華料理です。有名高級店から大衆食堂まで、日頃から多くの方がさまざまな形でその味を楽しまれていることでしょう。

もっとも、一口に中華料理といっても、広大な中国国内の各地で食材は異なり、多様な民族が離合集散を繰り返した歴史を持つため、有名なものだけを挙げても北京、四川、広東など、いくつもの系統に分かれます。

それぞれの系統が、互いに影響を与えながらも独自に発展してきた中華料理。ここ日本でも、伝統的な食材や調理技法を重んじる一方、日本ならではの食材や日本人の好み、感性などを取り入れることで、その世界観はさらに広がっています。そしてここに新たな1ページを加えたのが、薮崎友宏さんがオーナーシェフを務める『南青山 Essence』なのです。

薬膳の理論で磨き上げられた“医食同源”

横浜中華街の名店『菜香新館』で7年間修業し、その後は同グループが運営する『菜香立川店』で副料理長、さらに料理長まで務めた薮崎さん。そうした立場に自ら別れを告げ、『南青山 Essence』を立ち上げたのはどんな理由からなのでしょう?

「中華料理には、もともと“医食同源”の思想があります。それは、日頃からバランスの取れたおいしい食事をとることで病気を予防し、治療しようというものです。しかしその一方で、強火で手早く炒めるのが基本の中華料理では、時間をかけて調味できないために、手早く仕上げられる化学調味料が重宝されてきました。私は、化学調味料を一切使わずに“医食同源”の理想により近い料理を作りたいと考えていました。そのためには、やはり自分の店を持つべきだろうと考えたのです」

中華料理に脈々と受け継がれてきた“医食同源”の思想。それをより精密に料理に活かそうと、薮崎さんは薬膳についても学ばれました。

「各食材が体に対してどんな働きかけをするのかは、先輩たちからもしばしば聞かされていたんです。薬膳を勉強したことで、それらを明確に理論付けできるようになりました。この店の料理はすべて、薬膳の理論と広東料理の技法をベースにつくられています。例えば、ランチやコースに必ず付く『薬膳スープ』の内容が“大暑”や“秋分”といった二十四節気ごとに変わるのも、薬膳の理論に則っているからです」


100種以上の旬の野菜を届ける自家畑

“医食同源”の思想や薬膳の理論に基づいて体に良い料理をつくろうとすれば、おのずと食材にもこだわらざるを得ないということですね。

「薬膳の中には“身土不二(人間の体と環境は密接に結び付いているという考え方)”や、“地産地消”といった言葉があるので、できるだけ国内産の食材を使うようにしています。野菜は栃木県足利市にある自家畑で、年間100種類以上を自ら育てています。畑の状態によってメニューを決めるため、お客様にはまさに旬の野菜を召し上がっていただけるんです」

野菜以外の食材も、日本全国津々浦々を巡り、薮崎さん自身が納得した良質のものだけを使用しているとか。

「自家畑では育てられない野菜、水産物、肉などに関しても、日本には本当に質の良いものがたくさんあるんです。その中で実際に使う食材を選ぶにあたっては、生産者の方の人柄や想いを重視しています。つくったものにどんな想いを込めておられるのか。自然や食、あるいはお客様について、どんな考えを持っておられるのか。そうした点で感動できたり、共感できたりする生産者の方がつくった食材を使いたいんです。それを確かめる意味でも、現地まで足を運んで、直接お話をさせていただいています」

調味料にしても、化学的な添加物が入ったものは一切使わないのはもちろん、良質なものをいろいろと試した上で、薮崎さんの調理法、そして店のメニューに一番合ったものを選んでいるのだそうです。

薬膳で肝臓に良いとされている食材ばかりでつくった「アワビの煮込み 夏野菜(セロリ、トマト、シシトウ)添え ウコンと金針菜のソース」

もう一つのアピールポイントも新しい!

本格的な広東料理、薬膳、そして『南青山 Essence』のもう一つのアピールポイントが、ワイン。中華料理にワインとは、少々意外な気もしますが……?

「青山という土地柄のせいか、皆さんご自宅に良いワインを持っていらっしゃるんです(笑)。ただ、そのワインをご自宅で開けてしまうのは寂しいと。それで開店当初から、ワインの持ち込みが可能かどうかというお問い合わせをたくさんいただきました。店としても、ワインが店内を華やかな雰囲気にしてくれるだろうと考え、持ち込みOKにしたんです。ところが私自身は当時まったく、ワインの知識がありませんでした。『これはいかん』と。でも、幸いにも日本初の本格的ワインスクールである『アカデミー・デュ・ヴァン』が近くにあったのでそこへ通い、店長とともにソムリエの資格を取得したのです」

広東料理のシェフであり、ソムリエでもある薮崎さんから見て、中華料理とワインの相性はどうなのでしょう?

「当店には約30種類のボトルワインがあり、それぞれの料理に合うワインを私と店長とで決めています。確かに、フレンチやイタリアンと違って、中華料理は“そのメニューに合う定番のワイン”がまだ定まっていません。しかしそこが面白いところでもあります。シャンパーニュを含めて11種類のグラスワインを3,900円で飲み放題にしているのも、お客さまご自身に楽しみながら見つけていただきたいからなんです」

美味しく体にやさしい料理をいただく幸せ、ワクワクしますね!

プロもうならせる、栃木・足利の達人たち

それでは、名実ともに「食のプロ」である薮崎さんに、とっておきのおすすめのお店を教えていただきましょう!

「東京には良いお店がたくさんあるので迷ってしまいますが、いまその中で1軒選ぶなら、外苑前のイタリアン・レストラン『リストランテ ホンダ』です。しっかりしたベースの上に、日本の食材をうまく使いながら、斬新かつおしゃれに仕上げている点に圧倒されます。店内もおしゃれな雰囲気に包まれていて、料理をいただいているだけでウキウキしちゃうようなお店です。女性を連れていくととても喜ばれると思います。オーナーシェフもイケメンですし(笑)。

2軒目は、うちの自家畑がある栃木県足利市の日本そば『蕎遊庵』です。店主は、“蕎麦聖”故・片倉康雄氏の最後の弟子といわれる根本忠明さん。お店は織姫神社の境内にあって、営業時間は11~14時。14時半以降はそば教室を開いていますが、その教室には関東近郊のそば職人たちが勉強しに訪れてくるんです。道具もすべて手づくりで、その中でも特許を取った『エンボスめん棒』を使って打つのが、更科粉十割で純白、髪の毛ほどの細さしかない幻のそば『さらしな生一本』です。このそばはまるで空気のように口に入ってきますが、噛むと確かな食感があるんです。このおそばは、ここでしかいただけません。

最後の1軒も足利市内のお店を。神楽坂のお座敷天ぷらの名店『天孝』で修行された松村文寛さんが店主を務める『天婦羅 まつむら』です。栃木が海のない県であることを逆手に取って、日本全国から最高の海産物を仕入れ、しかも最高の部位しか使っていません。研究を重ねて独自にブレンドした油で揚げるのですが、天ぷらを置いた天紙にまったく油は付かないのだから驚かされます。キス、メゴチ、ギンポ、海苔で包んだウニ……。活魚を目の前でさばいてくれるアナゴなど、いずれも絶品です。同業者にもよく知られたお店で、東京からもたくさんのお客さまが訪れていますよ」

「食のプロ」が紹介する名店まとめ

リストランテ ホンダ(外苑前)

西麻布の『アルポルト』で副料理長を務めた本多哲也氏がオーナーシェフとして、旬の素材を使ったイタリア料理をコースで提供されています。料理はもちろん、店内の雰囲気や接客にも、洗練されたプレゼンテーションが際立っています。
http://ristorantehonda.jp/

蕎遊庵(栃木・足利)

織姫神社の境内脇にある日本そば店。店主は“蕎麦聖”として名高い故・片倉康雄氏の最後の弟子といわれる根本忠明氏。エンボスめん棒で打った更科粉十割の幻のそば『さらしな生一本』がいただけるのは、日本中でここだけです。
http://www.kyouyuan.com/

天婦羅 まつむら(栃木・足利)

東京・神楽坂のお座敷天ぷらの名店『天孝』で修行した松村文寛氏が店主を務めます。日本全国から厳選した食材の最もおいしい部位のみを独自にブレンドした油で揚げた天ぷらは、別次元の味わい。超一流の料理人たちからも、一目置かれるほどです。
https://www.facebook.com/TianFuLuoMatsumura

ハウスウェルネスフーズ株式会社
掲載期間:2016年6月30日~2016年8月31日【PR】