火災保険の基礎を学ぼう

更新日:2010年08月16日

急な豪雨で雨漏りしたら保険金はもらえる?

雨漏りは急な豪雨や台風などでも起こります。火災保険ではこうしたことが原因の雨漏りの対応はどうなるのでしょうか?また雨漏りの調査や審査基準はどうなっているのでしょうか。雨漏りと火災保険について解説します。

雨漏りと火災保険のポイントは?

雨漏りと火災保険のポイントは?

今は集中豪雨や夕立など一時的に大量の雨が降ったり台風なども起きる時期です。その結果、床上浸水などの水害や土砂災害などが起こります。なかには雨漏りなどで被害に逢う人もいると思います。

水害や土砂災害に比べると雨漏りによる被害は小さいものかもしれませんが、雨漏りによってパソコンや家電製品などが壊れてしまったら痛い出費です。

水害も雨漏りも元々の原因はどちらも雨が降ったことによって起きるものですが、火災保険の支払いという切り口で見てみると保険金の支払いはまったく異なります。そこで今回は雨漏り火災保険の支払いについて解説します。
 

雨漏りと火災保険

雨漏りと火災保険の支払いについて結論を先に言いますと保険金は支払われません。同じ雨が原因の水害は支払い基準があるにせよ火災保険の支払い対象です(住宅火災保険、普通火災保険、団地保険は補償対象外。2010年の商品改定でこれらの取扱いを止めた損保が多い)。

雨漏りについてもう少し定義付けをはっきりさせておくと、「風、雨、雹もしくは砂塵(砂埃など)の吹込み、これらのものの漏入による損害」が火災保険の支払い対象になっていません。

こうしたことに雨漏りは該当するわけです。そもそも雨漏りや吹き込みは一般には建物の老朽化などが原因のことが多く、この場合は事故性がありません。つまり予測されうる損害ということになりますので、通常これを火災保険で修復することはできません。
 

雨漏りや吹込み、火災保険の支払いが複雑なケースは?

築年数の古い木造の家屋で大雨の日に天井から水がポタポタ漏れてきたら雨漏りかなと思うでしょう。これは分かりやすい例です。それでは10階建ての古いマンションの8階に住んでいる人の専用部分の天井から水が漏れてきたらどうでしょうか。
  • 上階の人がお風呂の水を漏らした?
  • 給排水設備に何か不備があった?
  • 陸屋根や外壁が老朽化して水が吹き込んで漏れてきている?

上記はいくつかの例ですが、これらいずれも可能性が考えられます。上記の事由のいずれも保険による対応方法が異なります。

自分の火災保険ではなく第三者の保険対応になることも考えられますし、冒頭ご説明した通り陸屋根や外壁が老朽化して水が吹き込んで漏れてきているのであれば雨漏りと同じですので火災保険では支払いになりません。

共同住宅の場合はこうしたことが起こりえるわけです。また戸建ての場合でもコンクリート造などで屋根が陸屋根の場合、定期的に防水工事をしないと雨漏りのような事故は発生しやすくなります。

次に雨漏りの被害と火災保険の審査基準のついて考え方を解説します>>>>>>>>>>>>>>>>

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平野 敦之

証券会社、損害保険会社を経て、FPとして独立したガイドが損害保険の事例や加入法を紹介。

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