コーヒーとタバコが主役、 『コーヒー＆シガレッツ』
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| コーヒー & シガレッツ (初回限定生産スペシャル・パッケージ版)(2003年公開) |
どれもカフェやレストランに2～3人の人物が登場。彼らがコーヒーとタバコを片手に繰り広げる会話の妙を楽しむ作品です。ワインでも片手に（もちろんコーヒーやタバコでも！）、ゆる～い気分で観るのにピッタリ。ミニシアター系の映画が好きな人にもオススメです。
あらゆる場所で禁煙が進むこのご時世、時代に逆行している感がなきにしもあらずですが、それが逆に新鮮。以前とある有名人が、「シガーは文化があるけれど、タバコにはない。スモーカーには主義や主張がないから好きになれない」というようなことを言っていました。そのときは確かになるほど、と思ったのですが、この映画を見ると、コーヒーとタバコの組み合わせにある種の世界観が感じられるかも。
イギー・ポップやケイト・ブランシェットなど、何気に豪華な登場人物も楽しみのひとつ。11本のなかには、クスリと笑えるものから、なんだかよくわからないものまで色々ありますが、あまり意味を深く考える必要はなし。ツボにはまったものだけ、素直に愉しむのがよいでしょう。正直にいうと観たあとにあまり何も残らないんですが、それが逆に心地よかったり。正統派グルメ映画に飽きたら、たまにはこんな映画で力を抜いてみては？
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