5/6 全品500円以下！シンガポールの絶品グルメ [グルメ・各国料理（海外）] All About

ひと味ちがうグルメタウン、カトン

西洋と東洋の文化が融合した建物には可愛らしい装飾が施されている

彩り豊かなお菓子「ニョニャ・クエ」もプラナカンを代表する料理のひとつ。タピオカ、ココナッツミルクなどを使った優しい味わいのものが多いハイレベルなグルメが揃うシンガポールのなかでも、ひと味ちがうグルメの町として知られるのが、シンガポールの中心から車で約20分のところにあるカトン。17世紀にマレー諸島に移民してきた中国系移民の子孫である「プラナカン」文化が息づいており、マレーや中国、さらにはタイやインドネシアなど多くの国の影響をうけたユニークな文化が育まれてきました。

プラナカンといえば、ビーズ刺繍や陶器など個性的な工芸品も有名ですが、料理も独特です。プラナカン料理はニョニャ料理（ニョニャはプラナカンの女性を指す言葉）とも呼ばれ、伝統的な中華とマレー料理が組み合わさったもの。代表的な料理に、ココナッツミルクベースのまろやかなスープ麺「ラクサ」があり、カトンはラクサレストランの激戦区にもなっています。

カトンで出会う逸品、ニョニャちまき

6時間半水につけ、2時間半蒸して仕上げる。白いほうがニョニャちまき

厨房でせっせと作られる大量のちまき。これが全部売れると思うとスゴイ！ラクサ以外にカトンでオススメしたいのが、ちまき。ニョニャちまきは通常の中華ちまきとは違って、葉に生のパンダンリーフを使うので香しさ倍増。有名な店はプラナカンの家族が経営するニョニャちまきの専門店、キム・チョー・クー・チャン（金珠肉粽／KIM CHOO KUEH CHANG）。いつもひっきりなしに客が訪れ、まとめて買い込んでいきます。シンガポールではちまきはおやつとしても人気アイテムなのだそう。日本人の舌にもよく合います。

パンダンリーフに包んだシンプルなニョニャちまきのほかにも、シイタケや豚肉、エビなど様々な具の入ったちまきがあり種類は豊富。ミニサイズもあるので、いろいろ食べ比べてみるのも楽しいはず。