グルメ・各国料理(海外)/アジア・アメリカ美食旅プラン

インドのなかのチベット、秘境ラダック(2ページ目)

インドのなかにあるチベット、ラダック。チベットよりもチベットらしいと言われるほど、チベット文化を色濃く残すインドの秘境です。壮大な景色とそこに住む素朴な人々に癒されるラダックの魅力をお届けします。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

ラダックの旅の起点、レーの町を歩く

ラダック・レー
レーの町並み。賑やかだが、流れる空気はどこかゆったりしている

レーの町
やっぱりどの国でも、子どもはおもちゃが大好き!
ラダック地方を旅するとき、起点となるのが空港のあるレーの町。ラダック地方最大の町ですが、30分ほどで見て周れる大きさ。とはいえ、メイン・バザールと呼ばれる繁華街もあり、レストラン・お土産屋さん・市場・銀行などが揃っていて、周辺の村に比べるとかなり賑やかな雰囲気です。

とはいえ、せかせかしたムードはまったくなく、みんなのんびりしたもの。路上ではおばちゃんたちが野菜を売り、その横を牛が悠々と歩き、子どもたちはマニ車をまわして遊んでいます。

レーには高級ホテルこそありませんが、それなりに設備が整ったホテルがいくつかあります。ただしホテルのレベルに関わらず、ラダックでは今も停電や断水が日常茶飯事。懐中電灯は持っていくと安心です。また夏でも夜になると冷え込むので防寒対策もしっかりと。一方で昼間は日差しがかなりキツいので、日焼け止めも必需品です。


村を訪ねて、ラダックの素顔に触れる

ラマユル・ゴンパ
神々しい佇まいのラマユル・ゴンパ。レーから約120km

ラマユル・ゴンパの壁画
鮮やかなラマユル・ゴンパの壁画
レーも良い町ですが、ラダックの奥深さは周辺の村々を訪れてこそ、さらに実感できるというもの。それぞれの村にはゲストハウスもありますが、レーから日帰りも可能です。

周辺の村にあるゴンパ(僧院)がメインの見所ですが、そこまでのドライブコースも楽しみのひとつ。インダス川を横目に、雪をかぶった山々を遠くに眺め、すれ違いもやっとのデコボコ道をひた走ります。

祭り
ティンモスガン・ゴンパのお祭り。きちんと正装してくる人も多い
有名なゴンパはいくつかありますが、特に良質の壁画が残っていることで知られるアルチ・ゴンパ(Alchi Gompa)や周辺の景観も美しいラマユル・ゴンパ(Lamayuru Gompa)はぜひ見ておきたいところ。ラマユル・ゴンパまではレーから約120km、アルチ・ゴンパはその途中にあります。また個人的にオススメしたいのは、ティンモスガン・ゴンパ(Temisgam Gompa)。たまたまお祭りがあると聞いて立ち寄ったのですが、ゴンパからの眺めが絶景でした。

いずれもレーからタクシーをチャーターして行くのが便利。レーの観光案内所では、タクシーを手配してくれるほか、お祭りなどの情報も教えてくれます。ちなみに毎年6~7月にヘミス・ゴンパ(Hemis Gompa)でラダック最大のヘミス・フェスティバルが開催されます(2007年は6/24~26)。

次のページではラダックで食べられるチベット料理をご紹介します。
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