湿疹・皮膚炎/ひび・あかぎれの基礎知識と対処

「ひび・あかぎれ」にはどう対処する?

冬の季節の多く見られる「ひび・あかぎれ」。赤く、ひび割れてしまった患部は、思わず目をそむけたくなるもの。その原因は冬の季節にありふれた肌の乾燥にあるのです。今回は「ひび・あかぎれ」を作らないための日常生活のコツや、出来てしまったときの対処法について解説します。

提供:田辺三菱製薬

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「ひび・あかぎれ」の注意点と治療法

通常、ケガをすれば患部は治療のために保護されます。「ひび・あかぎれ」がやっかいなのは、手や足といったよく使い、頻繁に動かす部位に出来やすいだけに、患部を完全に保護出来ないことです。そのため、ひび割れた部位に外部からの刺激が加わってさらに症状が悪化したり、なかなか治らないといった問題を生じてしまうのです。

水洗いなどの家事では要注意。手洗いのしすぎも避けましょう

水洗いなどの家事では要注意。手洗いのしすぎも避けましょう

まずは、日常生活において少しでも外部からの刺激を軽減するようにしましょう。「ひび・あかぎれ」を悪化させるものに炊事、洗濯などの水に触れる家事がありますが、これを完全に止めることは出来ません。水仕事をするときは、面倒でも可能な限りゴム手袋をつけ、ひび割れた部位が水に触れないようにしましょう。

ゴム製品にかぶれるラテックスアレルギーの方は、素手のまま着用すると手荒れがひどくなる恐れがあります。先に木綿の手袋をはめ、その上からゴム手袋を重ねると良いでしょう。アレルギーを持たない方でも、患部がひび割れたような状態になってしまったときには、傷口からゴムの成分が入り込んで症状を悪化させる場合があります。たとえ短時間の水仕事であっても、こうした対処をまめに行うことが重要です。

同時に、市販の軟膏やクリームで患部を保護し、症状の改善を行います。肌の保護剤として用いられるワセリンや、血行を良くする働きのあるビタミンEが含まれた保湿剤を塗り、肌の保湿につとめます。赤みや痒みが強く炎症が進行しているときは、充分な抗炎症作用をもったステロイド外用剤を塗ると良いでしょう。患部から出血して雑菌の繁殖する恐れがあるときは、抗生物質の配合されたものが適しています。

ひび割れた部位が外部の刺激を受けて痛い場合には、絆創膏などで一時的に保護すると良いでしょう。ただし、貼りっぱなしにしておくと肌の水分が閉じ込められて過剰な状態になり、角質層がふやけて皮脂膜がはがれ落ち、症状を悪化させてしまうので注意が必要です。

嫌な「ひび・あかぎれ」を繰り返さないために

見た目にも痛々しくやっかいな「ひび・あかぎれ」。いったん改善した症状を繰り返さないために、そして来年の冬にまた「ひび・あかぎれ」に悩まされることのないように、ふだんの生活で行うと良い「ひび・あかぎれ」対策をご紹介します。

●水を使うときの注意点
  • 手の洗い過ぎに注意する
    (ハンドソープの量は控え目に、なるべく敏感肌用を使用)
  • 手を洗ったらすぐに拭く
    (自然乾燥は、角質層の水分も一緒に蒸発してしまう)
  • 水仕事の際には手袋を着用する
  • 水仕事や入浴の後には、こまめに保湿剤を塗る
●冷えや乾燥を防ぐコツ
  • 就寝時には、保湿剤を塗った上に手袋や靴下を着用する
    (木綿素材が良い)
  • 暖房を入れる際には、同時に加湿も行う
  • マッサージや適度な運動で血行を良くする
いずれも日々の習慣として心がけることで、「ひび・あかぎれ」はもちろん、さまざまな皮膚トラブルを防止するのに役立ちます。冬だから仕方がないとあきらめずに、冬だからこそ健康で美しい肌を維持することを目標に、ふだんの生活で出来ることを実践しましょう。

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更新日:2012年10月22日

(公開日:2010年01月08日)

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