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二世帯住宅で暮らす/【提案】二世帯住宅の間取り・プランニング

気兼ねなく人を呼べる二世帯住宅(2ページ目)

年末年始は来客のシーズンです。客間・玄関の作り方などにより、来客が気を使う使わないが変わるもの。そんな解決のポイントを紹介します。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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お客さまを招きやすくする工夫・その1

子世帯来客イメージ
子世帯は小さい子どもでにぎやかになることも...気兼ねなく過ごすためには専用のスペースが欲しいものです。
親世帯来客イメージ
親世帯にとっても、友人・知人が気軽に立ち寄れる環境は、老後の楽しい生活のためにも必要です。
では、どのような配慮をしていけば良いのでしょうか?まずは、各世帯に専用のスペースを確保することが第一歩です。息子夫婦同居の子世帯奥様、娘夫婦同居の子世帯ご主人にとっては、共有の客間は自分のスペースでは無いと感じ、親世帯への遠慮や気兼ねをするため、肉親や友人を気軽に呼ぶことができないものです。

各世帯にこのようなスペースを確保することは、子世帯にとってだけでなく、親世帯にとっても気使いが減るはずです。友人・知人が気軽に立ち寄れる環境は、老後の楽しい生活のためにも必要になるでしょう。

さらに、娘夫婦同居の子世帯・ご主人にとっては、社会的対面を保つためにも独立した家庭であるという印象は大切です。そのためにも、来客を迎えられる様な、子世帯専用のスペースを確保することをおすすめします。もし専用のスペースが確保できない場合でも、独立した客間を確保するなどの対策をぜひ検討してみて下さい。


お客さまを招きやすくする工夫・その2

玄関ゾーニング
玄関1つの場合のゾーニングの工夫
次に気をつけたいのが、玄関と客間の位置関係。各世帯にそれぞれ専用のスペースを確保しても、お客様が相手の世帯を通過しなければならない間取りだと「迷惑ではないか?あいさつした方がいいのか?」など、お客様にもいろいろと気をつかわせる結果となります。

玄関が2つある二世帯住宅であれば問題ありませんが、玄関が1つの場合は、玄関から相手世帯を通らずに、自分の世帯へ入れる動線を確保しましょう。例えば、上下階で世帯別になっていて1階に玄関1つの場合、右の図のように、玄関と内階段を近づけてすぐに2階へ上がれる様にするなどの工夫が必要です。

また、表札とインターフォンも世帯別に用意し、呼び出し音の音色を変えるなど、どちらの世帯のお客様なのかが解る様にすることも効果的です。特に「姓」が一緒の場合は、フルネームにする・フロアを明記するなど、どちらの世帯か解る配慮も必要になります。


二世帯住宅を計画する際、玄関は最も共有しやすい部分に思われます。しかし、玄関が1つだと、来客時のことだけでなく、夜遅い帰宅で相手世帯に気を使ったり、玄関を我が家の顔とする意識が強ければ、玄関のしつらえ方で意見が合わないこともあり得ます。スペースに余力があれば、各世帯へ直接出入りできるように計画することがおすすめです。これらの工夫をすることで、招く側はもちろん、招かれるお客様にも心地よく遊びに来て頂きたいものですね。

【参考記事】同居の相手で異なる良い間取り


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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