漢方・漢方薬/アトピー・アレルギーの漢方

花粉症なりやすさチェック&オススメ漢方薬(2ページ目)

今から始めて、花粉症退治も体質改善も両方ゲット! 今回は花粉症予備軍チェックと、タイプ別のオススメ漢方薬をご紹介します。辛い症状を抑えつつも根本から治す、2ブロック方式の花粉症撃退シリーズ第1弾!

杏仁 美友

執筆者:杏仁 美友

国際中医師 / 漢方・薬膳料理ガイド

現在人に多い、ストレス型と胃腸虚弱型

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ストレスから、胃腸虚弱になるっていうパターンも……。この場合はダブル受賞?
ストレスも胃腸虚弱も、環境や日頃の食生活などが大きな要因となっています。具体的な説明とともに、オススメ漢方薬を次に挙げてみます。


胃腸虚弱タイプ
漢方では、消化吸収する場所である胃腸がきちんと機能していれば、全身に充分な栄養と、パワーが行き渡ると考えられています。花粉症などのアレルギーは、自分以外の異物を攻撃するはずの免疫細胞が、間違って自分に攻撃してしまう炎症反応ですが、胃腸虚弱なタイプは、その攻撃に立ち向かうパワーが弱いタイプではないでしょうか。

この場合は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や、六君子湯(りっくんしとう)といって、胃腸の機能を高める漢方をオススメしたりします。

ストレスタイプ
このタイプは、全身に絶えず循環していなければならない「気」」の流れが悪いタイプだともいえます。実は身体を温める作用も、この「気」によるもの。「加味逍遙散」(かみしょうようさん)や、「柴胡桂枝湯」(さいこけいしとう)などもいいでしょう。どちらも気のめぐりを整え、神経過敏になっている人に有効な漢方薬です。

いずれにせよ、購入したい場合は、必ず医師や漢方の専門家にご相談くださいね。


一見、花粉症とは関係ないような薬であっても、その人の体質や弱点をカバーすることで、身体のゆがみをとり、しいてはその時々に攻撃する邪気、つまり花粉症から身を守ることが出来るのですね。症状が出る前から、体質に合わせた漢方薬を飲み続けるのが、大きなポイントです。

今回は体質に合わせた漢方をご紹介しましたが、 「必見! 花粉症に漢方がいい5つのメリット」もあわせてご覧くださいね。あなたのお役に立つことを願っています!


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