メタボ予防・減量したい人の栄養管理

更新日:2002年07月16日

やせ薬という響きに惑わされないで下さいね ダイエット食品で肝機能障害?

最近、中国で製造されたダイエット食品で肝障害がおき、死亡者まで出たとのニュースがありました。いろんなものが気軽に手に入るのがネットの良いところとはいえ、気をつけてくださいね。

また、今回の話とは直接関係ないですが、おととし、アメリカでは食欲抑制剤としても使用されてきた塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)という風邪薬(日本では風邪薬としてのみ使用が認められています)を食欲抑制剤として使用すると出血性脳卒中のリスク(つまりは死ぬ危険性)が明らかに上がることが発表されています。


そもそも、お薬は副作用と表裏一体で、お薬を使うときは「メリットとデメリットを考えて、使わなかった場合のデメリットのほうが大きいから」使うわけで、副作用のないお薬はないといっても過言ではないのですね。

日本でいま、医薬品として使用されているマジンドール(商品名サノレックス)という食欲抑制薬がありますが、どういう人が対象かというと「食事療法でも、運動でも効果が無くて肥満度が70%以上またはBMI35以上(BMI=体重(kg)÷身長(m)2です。例えば、身長160cmの人なら90kg(!)くらい)の人の食事・運動療法の補助」というきまりになってます。しかも、効果がなければ1ヶ月で中止長くても3ヶ月しか使ってはいけないのですね。

とても慎重ですよね。

何でかというと、結局、薬で食欲を完全に抑えきることはできないし、副作用のほうが大きくなってしまうからなのです。


今回は健康食品、また、中国製ということで漢方に近いイメージがあって、「自然のもの」というイメージが強かったのでしょうね。ただ、あんまり知られていないことですが、漢方も西洋の薬品と同じくらい副作用がある場合もあります

健康食品でも今回のように事故はありますので、よく考えて購入してくださいね。
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この記事の担当ガイド

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山田 恵子

医師。東京大学医学部卒業。ハーバード大学研究所客員研究員等を経て、現在、東京大学医学部医療情報経済学…

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