食と健康/魅力の食材(肉・魚介・野菜・フルーツ)

長寿を支えるパワー食 ゴーヤー

沖縄の代表的食べ物として知られるゴーヤーは、栄養価の高い暑い季節の活力源としてだけでなく、生活習慣病の予防食・健康食として人気。ゴーヤーの優れた効能・効果や成分についてご紹介します。

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南国沖縄の代表的な食べ物として注目されるゴーヤー(別名にがうり)。暑い季節の活力源として知られ、今では全国で年間を通じて流通するほど人気が高まっています。苦味がありながらも、それほどまでにブレークしたのは、長寿食としての機能性が、さまざまな研究により解明されてきたからです。

INDEX-1- 沖縄の長寿を支えるパワーフード-2- 夏ばてに効くゴーヤーのパワーと活用法


沖縄の長寿を支えるパワーフード 

沖縄は、日本一の長寿県。100歳以上の人の人口に占める割合が、なんと全国平均の約3倍なのです。また、ガンや糖尿病、心臓疾患などが原因の死亡率が全国で一番低い県でもあります。

温暖な気候、高齢者を大切にする風習、沖縄ならではの食生活など、長寿の要因は様々あげられますが、その一つである食生活の中で、沖縄の伝統的に食されて来たゴーヤーが健康と長寿を支えてきたと言われています。(参考:「沖縄の健康食!にがうりで健康をキープ!」)

生活習慣病へのゴーヤーの効果

沖縄では昔から、ゴーヤーの苦みには血をキレイにして、血圧を安定させる効果があると伝えれられてきました。中国の漢方医学、インドのアーユルヴェーダなどの伝統医学は古くからゴーヤーの医薬的効能を認めており、20世紀に入ってからは科学的にも研究が始められ、現在も各国で研究が進められています。

■ 血糖値を安定させる
ゴーヤーは独特の苦味が特徴。その苦味は、果皮に含まれるモモルデシンとチャランチンという成分血糖値を下げる効果のあることがわかってきました。

また、ゴーヤーには植物インスリン(P-insulin)が豊富に含まれています。この成分は新しく発見された成分で、薬品のインスリンに似たタンパク質です。薬品のインスリンでは時に低血糖の症状が見られ危険を伴うことは広く知られています。 しかしゴーヤーに含まれる植物インスリンの場合は、血糖値を安定させる優れた効果があります。

これらの作用については海外でも多くの臨床試験が行われ、その結果いずれもゴーヤーが糖尿病に有効であることが報告されています。

■ コレステロールを下げる
前述のゴーヤーの苦味成分モモルデシチンとチャランチンは、血糖値だけでなく、コレステロールも低下させる効果があることも分かりました。またコレステロールや中性脂肪などの血中脂肪の低下には、食物繊維、特に水溶性の繊維をとることが効果的。ゴーヤーには、水溶性繊維が豊富に含まれています。

■ ガン細胞を抑制

ゴーヤーの果実や種子に含まれている「蛋白MAP30」は、ガン細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞を活性化させ、ガン細胞の増殖を抑えるといわれています。また、ゴーヤーに含まれるモモルカロシドという物質はDNA、RNA(細胞が増えていく上で欠かせない核酸の主要物質)の合成を阻害する働きがあり、ガンの進展を防ぐ効果が期待されています。

夏ばて解消のパワーについては次のページへ

更新日:2003年07月18日

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