企業のIT活用/システム導入方法

企業の情報システム導入方法(3ページ目)

情報システムの新規導入には、「独自開発」と「既製品利用」の2つがあります。「独自開発」とは情報システムを一から作ることです。「既製品利用」とは既に存在しているパッケージやサービスを利用することです。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

独自開発のメリット・デメリット

独自開発のメリットは、自社にあったオリジナルシステムを構築できることで、機能追加や変更が行いやすい点です。デメリットは初期投資額が多い、開発期間が長い、システムが動き出しても、どうしてもバグが残りますので品質面で信頼性が低くなる点にあります。

初期投資額をおさえるなら既製品を利用する

既製品利用には大きく分けて、「パッケージ利用」と「ASP/SaaS(Application Service Provider/Software As A Service)利用」の2つがあります。

「パッケージ利用」は、生産管理システムや会計ソフトなど、既存で発売されているパッケージ・ソフトを買ってきて、自社サーバーに導入し、自社システムとして使うことです。

「ASP/SaaS利用」はソフトを導入せず、インターネット経由で自社に必要な業務アプリケーションを利用することです。既製品利用は独自開発に比べ、初期投資額が少なくなります。

世界の最優良事例を導入することが可能なERPパッケージ

世界の最優良事例を導入することが可能なERPパッケージ
世界の最優良事例を導入することが可能なERPパッケージ
パッケージにはいろいろな製品が出ており、会計ソフトのような単独システムからERP(Enterprise Resource Planning)パッケージまであります。

ERPパッケージというのは、生産、会計、販売、物流、購買、人事など、企業の基幹業務を一元管理し、経営資源を全体最適できるパッケージ・ソフト。

ERPパッケージには、成功企業の業務プロセスがベストプラクティス(最優良事例)として取り入れられているため、ERPパッケージに自社業務プロセスを合わせることで、世界のベストプラクティスを導入することが可能です。以前は大企業向け製品ばかりでしたが、最近では中堅・中小企業向けのERPパッケージが登場しています。
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