起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

野中聖治さん、人を見抜く技術を10年探究 !(3ページ目)

「3分で人を見抜く」「3秒で人を見抜く」の著者、野中聖治さんに、顔から人を見抜く技術、いい顔、いい印象を与えるにはどうしたらよいのかについてインタビュー! 2回の連載でお届けします。

執筆者:塚田 祐子

将来どうかではなく、
今、この一瞬を全力で、一生懸命生きる

ガイド:
それを伺って、ビックリです。Web制作会社を経営したり、Tシャツをデザインして販売したり、それが、野中さんの本業だと思っていました。それはどちらかというと顔の研究をやるために、収入を得るためのビジネスだったんですね。でも、その大胆な行動というのは、どこから来るのでしょうか。

野中:
僕は、常に『今、この一瞬を全力で戦え、無念夢想、悔いなく生きよ』という心情でいます。将来うんぬんではなくて、今を生きようとしている結果なのかな、と自分では思っています。だから、今やりたいと思うことを全力でやる。特に、バブルが崩壊した後ぐらいから、先が読めない世の中になっているじゃないですか。読もうと思っても、結局読めていないですよね。

だったら、人間として大事な部分を大切にして生きていきたい。ビジネスでも。だから、僕は「顔を通してお互いを理解し、より良い人間関係を構築していこう」「顔と言葉を使ってコミュニケーションしよう」ということを書いています。顔の研究は、本格的に始めてちょうど10年が経ちました。

10年たって、顔の研究が仕事の中核になった

ガイド:
独立のきっかけが、顔の研究のためというお話には驚きました。けれど、10年続けてこられて、それが野中さんの仕事の中核になられたというのは素晴らしいですね。それは、その時々で、自分がやりたいと感じたこと、やりたいと思った気持に素直に従って、一生懸命取り組まれたからこそではないかと思います。道は、何かを全力で取り組んだ先に開けてくる、ということを強く感じました。

独立する前にやりたいことが明確に決まっていて、事業計画を書いて、いつまでに売上目標を達成するとか、成功のための手順がありますが、その前に、やりたいことが見つからない、分からないという方が、たくさんいるのではないかと思います。私自身も、独立した時に、方向性は見えていても、具体的に何をしたい、何をしたらいいのか、となると、仕事をしながら模索してきたように思います。

もし、今そういう状態にいる方には、野中さんのモットー、「今、やりたいと思うことを一生懸命やれ!」という言葉を伝えたいと思います。

野中:
「ポジティブシンキング」という言葉がありますが、考えているだけでは何も変わらないんです。僕は、「ポジティブ・ドゥーイング」、「ポジティブ・ムーイング」。とにかく行動することが大事で、何事も行動することで成功へ導かれると思います。

会社員時代から、一事業主という意識が強かった

ガイド:
それから、野中さんの行動は、一見無謀に見えても、ちゃんと地に足がついていますよね。

野中:
Tシャツジャパン
独立4年目に、オリジナルTシャツを販売する「Tシャツジャパン」を立ち上げる。
それは、リクルートで学んだからです。「社員皆経営者主義」であったり「起業家精神」であったり、会社員でありながら、一事業主と思っていたことが大きいと思います。特に営業マンは、自分の給料がお客様から出ていることをよく理解していますから、その意識が強かったことによると思います。

独立して会社を作った1999年から2000年頃というのは、Web制作会社が雨後の筍のように増えて、ダンピング合戦が始まりました。そんな時にショッピングサイトの実験として自社でTシャツの通販サイトを作ったんです。エンドユーザーに直接評価してもらえるので、こっちのほうがよりクリエイティブなビジネスになると思って、Tシャツ事業を立ち上げました。


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