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年末調整 これだけ知っておけば大丈夫

サラリーマンにとって一足早いお年玉、年末恒例のこの行事、年末調整の季節がやってきました。これだけは知っておきたいという年末調整の知識を簡単にお伝えします。

今村 仁

執筆者:今村 仁

中小企業・個人事業主の節税対策ガイド

今年もやってきましたこの季節

年末調整
今年も年末恒例のこの行事がやってきます。サラリーマンにとっては一足早いお年玉、そういわずと知れた“年末調整”です。皆さんのご自宅にも保険料控除証明書などの書類が届き始めていると思います。

今回は、今年の年末調整について、去年からの変更点とこれだけは知っておきたいという基本事項をまとめてお伝えします。

今年の年末調整は何が変わるの?

まず、去年の年末調整と比べて大きく変わる点は、定率減税の取扱いです。去年までは、本来負担すべき所得税から国民一律に20%(最大25万円)が減額になっていました。しかし、それは期間限定の措置でしたので、今年の年末調整で減額率が10%(最大12万5千円)に下げられ、来年の年末調整では定率減税自体が完全に廃止になります。そのため、去年と全く同じ年収でも、負担する所得税は今年の方が多くなってしまいます。

来年から変更になる点にも注意

また、これは今年から変更になる点というわけではありませんが、来年から損害保険料控除(最高1万5千円)が廃止され、新たに地震保険料控除(最高5万円)が新設されます。そのため、地震保険に該当しない損害保険について、損害保険料控除の適用を受けるのは、原則として今年が最後になります。

しかし、今年の12月31日までに契約した長期損害保険契約(保険期間が10年以上で、満期返戻金がある等の条件を満たすものに限る)については、経過措置として来年以降も損害保険料控除の適用を受けることが認められています(ただし、地震保険料控除と合わせて5万円まで)。

>意外に間違えている扶養控除の使い方!?
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