文章:石原 敬子(All About「よくわかる経済」旧ガイド)
いつまでたっても原油価格の高騰が収まる気配もなく、ニュースの「今日は1バレル○○ドルです」という報道が聞かれない日はないほど、原油価格への関心は高まっています。
ところで、1バレルって、どのぐらいの量か、ご存知ですか?いったい何リットルのことなのでしょう。
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1バレルは何リットル?(1P目)なぜ原油の単位は「バレル」で表わすの?(1P目)じつはバレルの定義はいろいろ(2P目)では、ガロンって何?(2P目)1バレルは何リットル?
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| なんと、原油の1単位というのは酒樽1つ分! |
1バレルは約160リットル弱です。正確には、158.987294928リットル。アメリカやイギリスなどで使われているヤード・ポンド法による体積の単位です。
2007年秋以降のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)では、原油先物相場は1バレルが100ドル目前となっています。約160リットルの原油が100ドル弱、つまり1万円ちょっとで取引されていると報道されているというわけです。
なぜ原油の単位は「バレル」で表わすの?
石油用の1バレルは、42ガロンに相当します。ここでのガロンは、米液量ガロンという単位を用います。しかし、ガロンにもいろいろなガロンの定義があります。これについては後述することにします。
では、なぜ42ガロンを1つの単位としているのでしょうか。昔、アメリカのペンシルバニア油田では、原油を樽に詰めて運搬していたので原油の単位を樽で数えていた、その名残のようです。1バレルが、お腹の膨らんだ、あの一般的な酒樽1つ分の量です。実際にはもう少し多くの量が入るようですが、運んでいるうちにもれたり揮発したりして、最終的には1樽で42ガロンが運ばれたそうです。これをリットルに変換すると、約160リットル弱というわけです。
日本人にとっては、「1リットルいくら」という表現の方が分かりやすいかもしれませんが、アメリカではヤード・ポンド法が主流なので仕方がありません。原油の採れない日本の言い分は通りませんね。
現在、国際的には原油や石油製品は、バレル単位で量ることになっています。ところが、じつはバレルの定義というのは、国によっても、中身によっても違うのです。
バレルの定義の違いを、
次のページで見てみましょう。