文章:立川 亜美(All About「話す技術・伝える技術」旧ガイド)
「あっ! 今の言い方は大人気なかったなぁ~」と後悔することはありませんか? 「口は禍(わざわい)のもと」といわれるように、うっかり言ってしまったことから関係が悪くなってしまうことがあります。言葉が口から出てしまった後では取り返しがつきません。家庭でも職場でも、親しいからこそ難しいということもありますね。後の祭りにならないように「親しき仲にも礼儀あり」の伝え方を考えてみましょう。
ちょっと待って! その言葉を口にする前に
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| 後悔するような、大人気ない話し方はしていませんか? |
相手にちょっとした事でイライラしたとき、他人だと言葉を飲み込むのに家庭ではつい口に出してしまうことはないでしょうか? 自分でも「言い過ぎたかな……」「使う言葉が違ったな……」と、後で気づくことありますよね。気を遣わない相手、あなたにとって親しい相手には言い放ってしまいがちです。
それは、頭で考えずに口から言葉を出してしまうことで起こってしまうこと。気を遣う相手には意識して、必ず口に出す前に頭で考えてから会話をしています。ちゃんと冷静に「どの言葉だったらいいかな」「この言い方だとわかるかな」「こう言っても失礼じゃないかな」などど瞬時に判断しているのです。
ところが身内や親しい間柄だと、ついこの行為をせずに「ま、いいか」と湧き上がってきた言葉を、考えなしに口から出してしまいます。これをやってしまうと人間関係がギクシャクしてしまいます。もし「いつも言い過ぎてしまう」と感じている人は、一旦考えてから言葉を選んでいるかどうか、自分で見直してみるといいでしょう。ちょっと意識を持つことで「あっ! 今のは言い過ぎた……」と後悔することが少なくなると思いますよ。
なぜ伝わらないのか?
「なんで違う意味にとられてしまうのだろう?」とあなたが言ったことを誤解されてしまうことはないでしょうか? こんなとき「どんな言い方をしたら誤解されなかったのか」と、相手の理解力のなさに腹が立ったり、自分の未熟さに落胆してしまいますよね。言いたいことをいつも誤解されてしまうことが多い人は、相手があなたとは違う言葉の意味を持っていると理解するといいでしょう。
たとえば「今度ね」と言った時、あなたはどのように意味を考えますか? 特に約束したわけではなく、ただ「いつか」と思うかもしれません。ところが相手は、「今度」はいつなのだろうと考えてカレンダーを見ているかもしれません。些細なことのように感じますが、このような違いが誤解を生み、お互いのコミュニケーションを悪くしていくこともあります。
以前の記事「
話すだけでは伝わらない! 会話のトリック」に書きましたが、人はそれぞれ違う考え方をしています。だから、あなたと相手は「言葉」の意味の捉え方が違います。「親しいのだから言えばわかるはずだ!」という思い込みはやめましょう。相手に理解してもらう為には、相手が使う言葉の意味を理解することも必要です。
親しい関係をもっとよくするための話し方を
次のページでご紹介します。