エスニック料理/おすすめアフリカ料理店

カメルーン 「オービレッジ」(3ページ目)

池袋で破格のサービスを提供しているカメルーン料理店。カメルーン料理を初めて食べるのなら、このサービスを使わない手はないですよ!

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

カメルーンってどんな国?

カメルーン、正式国名はカメルーン共和国。この国は、ギニア湾に面し、西アフリカのナイジェリアの南、コンゴ共和国の北、中央アフリカの西に位置している。
カメルーンといえば、サッカーのワールドカップのとき、選手達がなかなか来日しなかった(笑)、ということで一躍有名になったことが記憶に新しい。

当時、サッカーがなければ決して出会うことがなかった、遠いアフリカの1国を、大分県の小さな村「中津江村」の人々が一段となってカメルーンの選手達を応援し、そして選手達はそれに陽気な笑顔で応え、最後は涙でお別れをしたという光景を、わたしはいまでも鮮明に覚えている。この一件で、カメルーンという国がとても身近に感じられ、現地ではどのような生活をして、どんな料理を食べているんだろう・・・この国のことが気になってしかたなくなったものだ。

生活や歴史、政治などの詳しい情報はこちら↓をご覧いただくこととして、料理について、池袋の「オー・ビレッジ」の料理写真をもとに紹介したいと思う。

・Wikipediaウィキペディア
外務省

カメルーン料理とは?

ライス&フーフー
カメルーンの主食の一部。写真左から、ターメリック風味の炊き込みご飯、穀類を粉にして練り上げた「フーフー」。

民族や地域によって異なるようだが、主食はとうもろこし、キャッサバ、ヤムイモなどのイモ類、バナナ(甘みのないもの)、米、粟類、豆、パスタ、パンなどたくさんある。といっても、イモ類やとうもろこしが一般的のようだ。

イモ類やとうもろこしは、天日で干した後粉にし、熱湯でこねて団子状にしてから、野菜と肉を煮込んだソースつけて食べる。米はそのまま炊いただけのものであったり、ターメリックなどを加えて炊き込みご飯にしたりする。そしてバナナは、焼いたり揚げ、スパイスをまぶしたり、そのままおやつにして食している。

右がカメルーンでよく使われる油「パームオイル」。左はオイルと同じ原料、アブラヤシの実のペースト。おかずは煮込み料理が多く、どれも油が多め。煮込み料理が多いのは、きっと調理が比較的簡単だからということ、そして油を多く使うのは、厳しい暑さに打ち勝つための生活の知恵からなのだろう。

使う油は、個性的な香りと味をあわせもつ、アブラヤシの果実からとれる赤いオイル「パームオイル」だ。
これを料理に少し加えるだけで、アフリカンな味わいがグッと増し、見ためにも食欲がそそられる。とにかくかなりの効力をもつオイルなのである。このパームオイル、アフリカでは、元気の素ともいわれているそうだ。

料理に加える野菜は、ほとんどの煮込み料理にトマトと玉ねぎが入り、オクラもよく使われる。カメルーンでは、日本で見かけるようなフレッシュなオクラのほかに、なんと乾燥した野生のオクラもスープなどにして食している。野生のオクラは特有のネバリと香りがあり、なんとも美味!「オー・ビレッジ」でもいただけるので、ぜひ一度ご賞味を!!

さて、次は味つけです。
パームオイル
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