パン/パン業界情報、イベント

モンディアル・デュ・パン日本代表選考会(3ページ目)

来年1月フランスで開かれるパンの国際コンクール、第3回モンディアル・デュ・パンの日本代表選考会がHOTERES JAPANのイベントステージで行われました。有名シェフによる二次審査を通過した7作品をレポートします。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

児玉圭介さん(Bon Vivant)

技術力が高く評価されていた児玉さん。ルヴァンリキッド入り、吸水率82%というパン・ド・ロデヴのおいしそうな様子に惹かれました。あんパンやバゲットのバリエーションの成形がユニークでした。

明るく活き活きとした雰囲気
パン・ド・セーグルの表面の模様も独特で力強い感じ

間根山淳さん(クーロンヌ)

春らしく仕上げるよう工夫したという間根山さん。 クリームパンのヌガーは塩味がアクセント、ブリオッシュにホワイトチョコとイチゴの組合せ、ショウガや抹茶のマカロン、桜の花びらなどなど、菓子パン系が面白かったです。

パンの種類がひとつひとつ飾りパンのプレートに書かれている
菓子パンは全体にふんわりとした春の雰囲気

塚田隆広さん(デイジイ)

創作性(話題性、新規性、ボリューム、形状、焼き色)が非常に高く評価されていた塚田さん。あんパンは遊び心で三角に仕上げ、 クロワッサンのバリエーションはデニッシュの上にフロランタン生地をのせています。

どれもパン生地の味わいを愉しませてくれそう
甘く香ばしいアーモンドとゴマのトッピング

市川美夏子さん(箱根ベーカリー)

来場者アンケート高得票による一般大衆賞を受賞したものの、決勝進出者6名の中には残念ながら入れなかった市川さんでしたが、MOFのプランショさん、ムニエさんの推薦で、晴れて決勝に臨めることになったそうです。よかったですね。

プリンス清見やサザンイエローなど地場の柑橘類や小田原のフルーティ梅干など素材使いに女性らしさを感じる作品でした。

日本のお正月をテーマにした飾りパン
かまぼこやメンタイコなど和素材を使用したおかずクロワッサンがユニーク

さて、次回決勝は2010年5月に、日本菓子専門学校で行われ、日本代表選手が決まります。また続報をお伝えしたいと思います。

【関連記事】

フランス国家最優秀職人による製パン講習会(2010.3)
コムシノワ西川シェフ国際パンコンクールへ (2008.6)
コンクールや講習会のレポート
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます