建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

四角を閉じ四方に開く小さな家[HAT]

東京・杉並区の交通公園の入口の前に建った[HAT]。ちょうど屋根が帽子のように見える建坪わずか10坪弱のとても小さな家です。正方形の床面をタテとヨコに3等分に割り、四隅を壁で囲まれた個室にして、残った十字の空間で日常を過ごすという「ありそうで無かったプラン」をご覧あれ。

執筆者:川畑 博哉

帽子という意味の名を冠したこの小さな家は、子供達が交通のルールを遊びながら学ぶ交通公園の入口に面しています。正面の道路から1mほど立ち上がった土地に、基礎を兼ねたコンクリートのガレージを造り、その上に帽子がふわっと乗っている感じで建っています。

帽子のような小さな家


写真をクリックすると次の写真に進みます
外観
1. 交通公園から見た正面。
2. ガレージ脇のコンクリートの外階段は、途中から鉄板を折り曲げた階段に続いている。
3. 玄関ポーチとなっている幅1.5m、奥行き6mのテラス。


愛車の停まるガレージの脇から外階段を上がると、ウッドデッキのテラスに出ます。ここは縁側のような玄関ポーチです。玄関扉を兼ねた特注の大きなガラスの引戸を開けると、内部には白い空間が待っていました。

◆建築家プロフィールと建築データ


あわせて読みたい

あなたにオススメ