光に溢れる最上階
1. 北西側に面したテラスガーデン。 2,3. 天窓のあるシャワーコーナー。 4. 寝室コーナーから西側を見る。 5. 北西の角から東側を見る。 6,7. グレーチングの階段ごしに3階の外光が階下に落ちる。 4. 竣工後の3階。写真:エンジンアーキテクツ |
3階は南東と西北の対角に大きく開口部をとり、視線がどこまでも伸びていきます。北東の角の天井には天窓が設けられて、その下はカーテンで仕切るシャワーコーナーです。階段に面した西北側の窓の先には4.5坪ほどのテラスガーデンが広がっています。
この家の1階と2階は、壁のリブと高めの天井で垂直方向を意識させ、3階はリブを隠して天井を低めに設定することで、水平方向を意識させるという空間の操作がされています。また平面的には、2つの箱をズラすことで庭を生み出しています。このようなシンプルな操作と、軽量な構造と外壁によって室内が周辺環境の連続として感じられるような、快適生活の舞台を造りだしています。
◆建築データと建築家プロフィール