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鶯谷駅から日暮里にかけたあたりを根岸という。駅前のラブホテル街を抜けると、正岡子規の句があちらこちらにあり、町そのものが博物館のようになっている。その句をたどると、かつて正岡子規が住んでいた子規庵に遭遇する。

夕暮れの新橋駅に降り立って、居酒屋をはしごをする散歩に出かけた。まず一軒目は「大衆酒場　ニコニコ食堂」でもつ煮込み、二軒目は「地鶏屋」で焼き鳥。〆は「金春湯」という銭湯に浸かった。ああ、極楽散歩！

入谷にあるいくつかの商店街を歩いてみた。まずは金美館通り、そして、あさがおロードとよばれている入谷中央商店街。いずれも歴史のある商店街だ。

サラリーマンの街といわれる新橋はナポリタンの激戦区でもある。そんなわけで、新橋界隈の明治時代から続く超老舗店から話題の人気店まで、ナポリタンを食べ歩いてみた。

12月14日といえば、赤穂浪士の討入りの日。というわけで、赤穂浪士が上野介の首を持って高輪の泉岳寺まで歩いたコースを行くことにした。忠臣蔵散歩である。

東京には街路樹が多い。ふと千駄ヶ谷駅で電車を降り、明治通りから原宿方向に街路樹を探しながら歩いた。気がつけば、表参道、神宮外苑を経て四ッ谷駅まで歩いていた。

佐竹商店街のほど近くに「レンガ通り商店街」というネットにもあまり情報が出ていない商店街を発見。ランチを食べに出かけた。

このところ、小さな商店街が連合してひとつのホームページを作っているのを良く見かける。こちらの「堀切菖蒲園」駅周辺でも、5つの商店街が連合して「ほりきり発見伝」というホームページを作っている。それを参考に、5つの商店街を歩いてみた。

友人のライター北尾トロと「町中華探検隊」なるものを作って、町中華をめぐっている。町中華とは「中華を名乗りながらも食堂のようなお店」のこと。そんな中、中華料理店なのにナポリタンが美味い店があるという情報を聞きつけた。さっそく東京・本駒込へと、町中華探検隊が向かった。

高田馬場から神田川沿いを歩き、江戸川橋。神楽坂の地蔵通り商店街を抜けて、毘沙門天まで歩く。人と人との綾が織りなす人生模様に感嘆しつつ、われらが散歩はまだまだ続く。