自由が丘駅前をスタート

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東急の東横線、大井町が交差する自由が丘駅。平日の昼間でも人がいっぱい
自由が丘を歩こうと思ったのは、地元の女性、ミカさんが案内をしてくれると言ったからだ。さらにこの散歩ガイドの担当プロデューサーEくんも、この自由が丘駅の近くに住んでいるらしいので、2人の案内に従って今回は歩こうと思っている。

約束の時間に少し早く着きすぎたので駅周辺を少し散策。ロータリー側に出ると、右側に独特の形をした「自由が丘デパート」がある。入り口は小さいが、ずっと奥へ細長く続いている。実に古いデパートである。今のデパートというイメージとは少し違い、小さな個人商店がたくさん入っている。細い通路の両脇にお店が並んでいる。歩いているだけで楽しくなる。

ほどなく、ミカさん、プロデューサーのEくんと合流。

気持ちが安らぐ熊野神社

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熊野神社は周辺の商店街から隔絶されたおごそかさがある。
「まずは、熊野神社に行きましょう」

と、ミカさん。ミカさんは自由が丘で生まれ育った女性である。さっそく、近所に住むEくんと話が盛り上がっている。あまりに地域密着型の話題なので、部外者の僕にはよくわからない。

さきほどの自由が丘デパートを抜け、少し歩くといきなり緑の多い場所となる。そこが、熊野神社である。熊野神社は、各地にあるものと同様に那智熊野神社(現在の和歌山県)を分祀したものである。この日は、曇り空だったが、ポツポツと雨が降りはじめる。が、しばらく歩くとまた止むといった調子であった。

ひっそりとたたずむ谷畑弁財天

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小さな弁財天へお参りの人は耐えない
再び自由が丘デパートからの道に戻る。亀屋万年堂という有名なお菓子屋さんがあった。そこからほど近いところに「谷原弁財天」があった。ミカさんに案内してもらわなくては、わからないような小さな弁財天。赤い鳥居をくぐると、小さなお社(やしろ)がある。

案内板も建っていて、それによると、このあたりを昔は谷畑(やはた)と呼んでいたそうだ。そしてこの場所に湧き水がこんこんと湧く場所があり、村人が弁財天を祭ったとある。今でも近所の人たちがお参りをしている姿が多い。われわれがいたわずかな時間でもひっきりなしに地元の人らしき方々が来られていた。