かんの ゆうぎり
コピーライター。PRコンサルタント。Yahoo!ニュース配信元の地域情報サイト「市ケ谷経済新聞」編集長。著書に『ヤフートピックスを狙え』(新潮新書)。All Aboutグルメガイドとして、老舗店のランチを紹介する「100年店ランチ」を連載中。
「本物」の定義は数あれど、「長く支持される」ということもその1つかと思います。 100年間が意味することは、単に「一世紀に及ぶ歴史がある」ということにとどまりません。 東京を例にすると、1923年(大正12年)に「関東大震災」が、1945年(昭和20年)には太平洋戦争の「東京大空襲」があります。家屋全壊、全焼失など壊滅的な影響を受けたこの2つの出来事を乗り越えて、なお“のれん”を守り、今に至るという……。 “うまい”、“おいしい”という表現は、結局はその人の主観です。 その日その時の、気分や体調、天候などの影響が全くないとは言えないでしょう。もちろん主観情報を否定するつもりはありませんが、「創業100年」という動かしようのない客観的事実。かの政治家、かの美食家、かの文豪ら、古(いにしえ)の著名人たちが食したであろう逸品を、同じ空間で「歴史ともども」味わう。これまた一興ではないでしょうか。 -老舗店に敬意を、歴史とともにランチを- 私が担当する「100年店ランチ」では、2,000円以内を1つの基準に、「ミシュランガイド」や「食べログ」とはひと味違うアプローチで、創業100年を超える老舗店のランチを紹介していきます。
そば所よし田(そば/銀座/1885年創業)
キラキラした店舗の多い銀座の中で、渋さが光る。今回は憧れ!?の「昼飲み」にも相応しい銀座7丁目・すずらん通りに面した蕎麦店「そば所よし田」をご案内します。(※2016年2月に銀座6丁目・数寄屋橋通りに移転)
煉瓦亭(洋食/銀座/創業1895年)
ポークカツレツ、オムライス、ハヤシライス……馴染みの薄かった西洋料理を日本人向けに巧みなアレンジを。今回は、銀座の洋食店「煉瓦亭(れんがてい)」をご案内します。
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