ウイスキー＆バーガイド達磨 信

ウイスキーベースのカクテル2回目はジン＆イットからマンハッタンの誕生まで、そしてマティーニについても触れてみた。ベルモットがこれらのカクテル誕生のキーとなっている。

ハイボールでウイスキーの味わいを知った人たちが、いろいろな銘柄に挑戦し、またいろいろな飲み方を試してくださるようになってきた。そこでウイスキー・ベースのカクテルを紹介する。

11月25日に六本木ヒルズでの「WHISKY HILLS 2011」に出かけた。11月9日からはじまったイベントだが、すでに1万杯以上のウイスキーが飲まれている。12月25日までつづくので、是非。

香味表現用語を3回に分けて掲載したが、かつてあるマスターブレンダーと話したときに、その人のウイスキーの愉しみ方を教えてもらった。テイスティングとは異なるリラックスした時間を伝えよう。

11月9日からクリスマスの12月25日までの間、六本木ヒルズはウイスキーに染まる。「WHISKY HILLS 2011」が47日間も開催され、J-WAVEのスペシャルイベントとのコラボもある。是非出かけよう。

香味表現の3回目は最終回。ピーティーやスモーキーといったよく耳にするワードを紹介する。入門者の方々はこうしたワードを参考にしながら、自分好みの香りや味わいを見つけ出していただきたい。

香味表現の2回目はF～Oまでを解説する。用語を理解したからウイスキー通というわけにはいかないが、ウイスキーの香味について書かれたものや用語を耳にしたときに、理解の手助けになれば幸い。

ウイスキーの香りや味わいの表現は多彩。大麦を仕込んで、醸造、蒸溜、熟成の工程でさまざまな香味が生じるからだ。入門者の方々にできるだけわかりやすいような解説を試みた。まずはA～Eまで。

ハイボールが人気となったいま、ウイスキー本来の味わいを愉しんでみたい、という人に水割をすすめる。濃さを調整しながら少しずつウイスキーに慣れればいい。それに水割は料理とよく合う。

この8月にサントリーの輿水チーフブレンダーの著書『ウイスキーは日本の酒である』が発刊された。チーフらしい謙虚な内容だが、読みながら、どうもいまの日本を見つめてしまう。