ドラマガイド黒田 昭彦

視聴率も20％直前で伸び悩んでいた朝ドラ『ひよっこ』。しかし第13～14週で週間平均20％を突破し、第17～19週で21～22%と最高潮に達しました。大きな展開として父・実の失踪理由は記憶喪失だと判明。それはちょっとベタ過ぎない？という声もありますが、それには記憶喪失の大きな原因に根拠がありました。

2017年の夏ドラマは、「できない」がテーマ、リメイクに続編、SNSで拡散、深夜ドラマ攻め、俳優をそろえる……などさまざまなトレンドが。はたして何がヒットするのか？ 観るべき注目の作品を、ガイドが厳選して解説します！

TBS系火曜21時の『あなたのことはそれほど』がヒット中、さらに劇場版『昼顔』が2017年6月10日に公開され、ドロドロの不倫ドラマが人気です。なぜ今、不倫ドラマなのか？ 「不倫ドラマ」という言葉もなかった19世紀後半にさかのぼり、その歴史からたどってみましょう。

『ひよっこ』視聴率は8作続いた初回20%超えできず、その後も一進一退。最初が悪かったのは前作『べっぴんさん』の責任もありますが、開始後の伸び悩みは『ひよっこ』自身の問題。その原因と今後の展望は？

テレビ朝日の昼ドラ『やすらぎの郷』が好調。その理由はテレビ業界でよく言われる「柳の下のドジョウ」がいたから？ 高視聴率の要因を探ります。そしてテレビマンのユートピアとして描かれていますが、果たして倉本聰脚本はそんな甘いものでしょうか。今後の展開を予測してみました。

2017年の春ドラマは放送時間変更からネットなどとの連携、さらにカンヌのレッドカーペットで世界進出！ 各チャンネルごとに、おすすめ1作品を中心に紹介します。

テレビ東京系『山田孝之のカンヌ映画祭』は山田孝之がカンヌ映画祭をめざしてアメリカの連続殺人犯をモデルに映画を制作するというフェイク・ドキュメンタリー。その主演に起用したのはなんと芦田愛菜。さらに現実の芦田愛菜とドラマの内容がリンクし始めて……

『おんな城主　直虎』が近年の大河ドラマと比べて変わっているのは主人公の子役パートが4週と長いこと。その理由は？

2017年も楽しみなドラマ戦線。朝ドラの民放参戦は春以降の放送予定ながら、続々公開される大物出演者のラインナップに期待が高まるところ。さらに、2016年に世間を賑わせたSMAPの1月直接対決は、ファンでなくても気になるはず！

2016年のドラマは、これまでの停滞を打ち破る新しいパターンの作品が目立ちました。さて今年のベスト・ワンはなんだ？