いのうえ よしはる
慶應義塾大学卒業後、形成外科、一般消化器外科、乳腺外科、頭頚部外科、整形外科の研修を経て、現在、横浜いずみ台病院勤務。総合診療に従事しております。 2013.8.25 読売新聞「からだの質問箱」で巻き爪について執筆しました。 215.3.10 公明新聞で「ロコモティブシンドローム」を執筆しました。
神経膠腫の症状・診断・治療
神経膠腫は脳腫瘍の30%を占める一番頻度の高い腫瘍です。脳のあらゆる部位に発生します。治療は手術、放射線、化学療法があり、一部それらを組み合わせて治療を行います。治療成績は向上していますが、なかなか早期発見が難しい腫瘍の一つです。
髄膜腫の症状・診断・治療
髄膜腫(ずいまくしゅ)は良性の脳腫瘍の一つで、髄膜に発生します。高齢者の女性に多くみられます。治療は経過観察、開頭手術、放射線治療です。予後は比較的良好な疾患です。
下垂体腺腫の症状・診断・治療
下垂体腺腫は良性の脳腫瘍の一つで、トルコ鞍という場所に発生します。比較的高齢の方にみられ、男性に多い傾向があります。治療は経過観察、内視鏡手術、放射線治療です。予後良好な疾患ですが、早期発見・早期治療が大切です。
頭蓋咽頭腫の症状・診断・治療
頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)は良性の脳腫瘍の一つで、下垂体柄という場所に発生します。小児に多くみられます。治療は経過観察、開頭手術、内視鏡手術、放射線治療です。予後は比較的良好な疾患ですが、治療後にホルモン補充が必要な可能性があります。
聴神経腫瘍の症状・診断・治療
聴神経腫瘍は良性の脳腫瘍の一つで、小脳橋角部という場所に発生します。比較的若年の方にみられ、男女差はありません。治療は経過観察、開頭手術、放射線治療です。腫瘍の大きさで予後が大きく変わりますので早期発見、早期治療が大切です。
未破裂動脈瘤の診断・治療
「未破裂動脈瘤」は、脳動脈に瘤(こぶ)が発生した状態です。くも膜下出血の主要な原因です。CT、MRI検査の普及で発見される方が増加しています。大きな動脈瘤は治療が必要です。小さな動脈瘤は年1回程度の検査で経過観察します。いずれにしても専門的な判断が必要とされます。
もやもや病の症状・診断・治療
「もやもや病」は、太い脳血管が閉塞し、細い側副血管が発達する病気です。脳出血ないし脳梗塞として発病します。出血、梗塞の治療を行いますが、新たな発作を予防するための血行再建術があります。専門的な治療が必要です。
慢性硬膜下血腫の診断・症状・治療
慢性硬膜下血腫は外傷から1ヵ月前後で発病する病態です。頭痛・嘔気・麻痺・痴呆症などの症状が出現します。治療は手術で、予後は良好です。治療可能な認知症のひとつです。
水頭症の診断・症状・治療
水頭症は、髄液の循環、吸収が障害されて発生する、脳室が拡大する病態です。診断はCT、MRIですぐに可能です。早期の手術が必要となります。
急性硬膜下血腫の症状・診断・治療
「急性硬膜下血腫」は、静脈が障害されて発生する、頭部外傷の中で多い重病の疾患です。診断はCTですぐに可能です。早期の手術が必要となります。
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