高級マンションガイド坂根 康裕

「長周期地震動対策を施した」と明言するマンションがはじめて登場した。江東区東雲で進行中の「パークタワー東雲」。このプロジェクトは43階建て、総戸数585戸の大型物件。免震を採用した長期優良認定住宅でもある。

かつて、最上階からみる眺めというものは、その建物で一番高い住戸を買った人だけの特権であった。しかし、いまではマンションの屋上は、住民全員に開放され、その楽しみ方次第で建物の魅力が決まるといっても過言ではない。高級マンションは屋上で選ぶ時代に入った。

あらゆる災害に強いマンション（1）（2）では、土地（地盤）に関するリスクをまとめたつもりだったが、先週朝日新聞社が「町の揺れやすさ」が瞬時にわかるサイトを公開したので付け加えておく。

災害に強いマンション。前回の「あらゆる災害に強いマンション（1）」では、洪水対策、液状化対策についてまとめた。第2弾は、斜面崩壊、木密地域についてその対策を考えてみる。

雑誌AERA（アエラ）の特集「最強マンション」。防災、防犯、利便性（資産性）の観点から23項目の指標に照らし合わせて選出した。上位10棟の見どころを振り返る。

マンション住まいの収納不足は、万人共通の悩みともいえる。しかし、スペースを満たしさえすれそれで済むのか。高級マンションに相応しい理想的なウォークインクローゼットについて考えてみよう。

マンションを選ぶときは、立地や間取り、価格を見ながら選別するのが一般的。しかし、超高層ビルも増え、景観のよくなった都心の暮らしを楽しむならば、眺望を重視するという発想もアリだ。賃貸ならではのメリットを最大限生かしてみよう。

駐車場のキャパシティーの問題から、やむなくセカンドカーを手放した。そんな苦い経験のあるマンションオーナーも少なくないのでは。普段の買い物にセダンは億劫。扱いやすいコンパクトカーがやっぱり欲しい、そんな声に朗報が舞い込んだ。

昨秋、レストランやホテル割引などのサービス「三井の住まいループ」をリリースした三井不動産レジデンシャルが、また新たな特典を発表。東京女子医大との提携「プレミアムメディカルサービス」と新エネルギーマネジメントシステムだ。

いま都心部のマンションは、見事なまでにその売れ行きが二極化している。それは、定期借地権付マンションも例外ではない。リーマンショック前後の価格変動が大きな原因というが、果たしてそれだけで顧客心理を説明することができるのだろうか。今回は、早期完売した「プラウド南麻布」の販売責任者に、好評の要因を尋ねた。富裕層はどのような住まいを思い描いているのだろうか。