こめだ まさし
患者目線を信条に、人に優しい手術を行う心臓血管外科スペシャリスト
心臓血管外科専門医・医学博士。京都大学医学部卒業後、国内外で数多くの経験を積む。京都大学病院心臓血管外科教授、名古屋ハートセンター副院長などを歴任後、現在は医誠会病院心臓血管外科と仁泉会病院心臓外科部長(外来)を務める。患者目線の治療をモットーに多くの心臓外科手術に力を入れている
大動脈二尖弁による大動脈弁膜症について
2011年には俳優で歌手の武田鉄矢さんが手術を受けられ、今回は人気お笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介さんに発見された、大動脈二尖弁による大動脈弁膜症。同じ病気の方々のお役に立てるよう、心臓外科医として詳しく解説をします。
「1日5時間以上のテレビ」で、死亡リスクが2.5倍に!
テレビを毎日5時間以上見る人は、「肺塞栓になって死亡する率」が2.5倍にも高まるという研究報告がありました。テレビ自体が悪いのではなく、同じ姿勢、特に下肢を下げた状態を続けることで、自宅でも「エコノミークラス症候群」が起こりうるということです。こまめに動くことの重要性と、心がけるべき日常的な健康管理のコツをご紹介します。
コーヒーやエナジードリンク…カフェイン中毒の予防法
エナジードリンクを愛飲していた若者がカフェイン中毒で亡くなった事件は社会に衝撃を与えました。カフェイン飲料がお好きな方は多く、今なお不安をお持ちの方もおられるでしょう。暑い季節だからこそ注意すべきこともあり、かつ心臓という視点を含めてこのカフェイン中毒と予防策などを考えてみたく思います。
心臓病と熱中症リスク…高血圧・狭心症・心不全など
消防庁から熱中症が急増しているという発表がありました。元気な方が急に倒れ、ひどい場合はいのちを落としてしまうこともある熱中症は、個々人の正しい予防が不可欠です。特に心臓病をお持ちの方や心臓手術を受けた方々には、一般的な注意点以外にも頭にとどめておいていただきたい熱中症予防、対策法がありますので、ぜひご一読ください。
3歳児死亡のエアバッグ事故に見る危険性と安全対策
車の助手席の3歳児が、交通事故で開いたエアバッグによる圧迫で死亡する事故が起こりました。原因は心タンポナーデだったようですが、命を守るためのエアバッグで、なぜ子供が亡くなってしまったのでしょうか。この事故から考えるべき対策は? 子供と大人の体の違いという視点からも考えることが大切です。
ベルルスコーニ元伊首相の大動脈弁閉鎖不全症とは
サッカー・ACミランの育ての親でもあるベルルスコーニ元イタリア首相が大動脈弁閉鎖不全症のため心臓手術を受けられました。手術前、一時はいのちの危険さえあったと伝えられています。大動脈弁閉鎖不全症とはどういう病気なのか、仕事復帰する道はあるのか、心臓外科医の経験から解説します。
体内に入れるAED?なかにし礼氏のICD植込み手術とは
作詞家なかにし礼さんが最近ICDの植込み手術を受けておられたことが報道されました。これによって、いのちにかかわる悪性の不整脈で突然死する恐れをなくすことができました。この ICDとはどういう治療で、どのような時に役立つのか、また普通のペースメーカーとの違いについて解説します。
専門医が解説! 関根勤さんの冠動脈狭窄症と心臓手術
タレントの関根勤さんが、冠動脈狭窄症の心臓手術を受けたことが報じられました。冠動脈狭窄症は、心臓を養う血管である冠動脈が壊れて狭くなる病気です。心筋梗塞に至るといのちの危険があります。関根さんの場合はなぜ症状がなかったのかを含め、心臓外科医としての視点から冠動脈狭窄症について解説します。
前田健さん急死…死因と言われる虚血性心不全とは
タレントの前田健さんが虚血性心不全のため急死されました。虚血性心不全は予後の悪い病気ですが、予防と早期発見によって見通しはかなり改善できるものです。心臓外科医としての視点から、その方法を探ってみましょう。
熊本地震でも心配されている「たこつぼ心筋症」とは?
熊本地震が続き被災者の方々に過重なストレスがかかっています。そうした中で心配されている病気のひとつが「たこつぼ心筋症」です。不運が重なると死亡することもある「たこつぼ心筋症」の特徴と効果的な対策法について、心臓血管外科専門医として解説します。
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