阿部 和穂

脳科学・医薬ガイド阿部 和穂

あべ かずほ

薬学博士・大学薬学部教授。脳科学と薬理学を専門とする研究者

東京大学薬学部卒業、同大学院薬学系研究科修士課程修了。東京大学薬学部助手、米国ソーク研究所博士研究員、星薬科大学講師を経て、武蔵野大学薬学部教授。薬学博士。専門は脳科学と医薬。

ガイド記事一覧

  • マジカルナンバー7とは? 短期記憶の特徴・時間・容量

    マジカルナンバー7とは? 短期記憶の特徴・時間・容量

    【脳科学者が解説】私たちの回りには「7」でまとめられたものがたくさんあります。一週間は7日、音階は7つ、「春の七草」「秋の七草」「七福神」に「七人の侍」、近年ではアイドルグループAKB48の「神7」など、7は多くの人にとって「ちょうどいい数」です。これは人間の短期記憶の仕組みと深い関連がありそうです。短期記憶の時間、容量、マジカルナンバー7について、わかりやすくご紹介します。

    掲載日:2023年03月01日脳科学・脳の健康
  • お薬手帳のメリット・活用法…自分で情報加筆も上手な使い方

    お薬手帳のメリット・活用法…自分で情報加筆も上手な使い方

    【薬剤師・大学教授が解説】お薬手帳は手数料がかかると、薬局での提示を断る方もいるようです。しかし2023年現在、お薬手帳はうまく活用した方が自己負担金も安くなり、お得です。さらに自分で市販薬やサプリメント、アレルギーなどの情報を自由に書き込んでおくと、薬の飲み合わせによるリスクなどを薬剤師さんに確認してもらえます。お薬手帳のメリットと上手な活用法をわかりやすく解説します。

    掲載日:2023年02月20日
  • 蕎麦湯(そば湯)の栄養・健康効果…飲み方、楽しみ方は?

    蕎麦湯(そば湯)の栄養・健康効果…飲み方、楽しみ方は?

    【大学教授が解説】蕎麦湯(そば湯)とは、そばをゆでたあとのゆで汁です。残ったそばつゆに加えて飲むのが一般的で、そば湯に含まれる栄養や健康効果への期待もあるようです。一方で、抗酸化作用や血流改善効果があると言われる栄養分・ルチンについては、議論もあります。わかりやすく解説します。

    掲載日:2023年02月17日食生活・栄養知識
  • 「病は気から」は本当か…脳科学的に見る心と病気の関連性

    「病は気から」は本当か…脳科学的に見る心と病気の関連性

    【脳科学者が解説】「病は気から」ということわざは、脳科学的に見てもある意味本当です。ストレスと脳の関係には科学的根拠があり、多くの研究論文が報告されていますし、ストレスによる免疫力や記憶力の低下や認知症の進行はよく知られています。病気の予防や治療に、なぜ精神的な安定が重要か、わかりやすく解説します。

    掲載日:2023年02月16日脳科学・脳の健康
  • なぜ人間は笑うのか? 脳科学的に見る3種類の笑いと効能

    なぜ人間は笑うのか? 脳科学的に見る3種類の笑いと効能

    【脳科学者が解説】「笑う門には福来る」ということわざがあるように、笑うことは古くからよいこととされ、健康維持にも効果的という考えもあります。ところで、私たちはどうして「笑う」のでしょうか。サルやネコなど人間以外の動物も笑うことがありますが、人間にしかない笑いの感情もあります。3種類に分けられる笑いとその効果について、脳科学的に解説します。

    掲載日:2023年02月16日脳科学・脳の健康
  • 失語症研究がきっかけに…大脳の「機能局在論」とは何か

    失語症研究がきっかけに…大脳の「機能局在論」とは何か

    【脳科学者が解説】脳、特に大脳皮質が部分ごとに違う機能を担っているという考えを、一般に「機能局在論」と言います。今の脳科学の土台となっているこの考えは、失語症患者の研究から明らかになりました。言葉を話すための「ブローカ野」、言語を理解する「ウェルニッケ野」など、人間だけが持つ「内容を理解し、話す」ことの複雑さと面白さを、脳科学の視点で解説します。

    掲載日:2023年02月16日脳科学・脳の健康
  • 飲み合わせによっては危険?注意すべきサプリ・トクホと医薬品の組み合わせ

    飲み合わせによっては危険?注意すべきサプリ・トクホと医薬品の組み合わせ

    【薬学博士・大学教授が解説】健康のために栄養補助食品でもあるサプリメントやトクホ(特定保健用食品)を愛用している方は多いことと思います。しかし健康効果の期待しすぎは禁物です。これらは医薬品ではなく食品ですし、医薬品との組み合わせによっては、リスクがあるケースもあります。分かりやすく解説します。

    掲載日:2023年02月02日食生活・栄養知識
  • 同じ薬なのに名前が違う?なぜ医薬品には複数の名称があるのか

    同じ薬なのに名前が違う?なぜ医薬品には複数の名称があるのか

    【薬学博士・大学教授が解説】薬の名前の付け方は面白く、たいてい一つの薬が複数の名前を持っています。化学名、開発コード名、医療者が使う一般名に加え、商品名(正確には「販売名」)はさまざまです。同じ成分で同じ効果を持つ薬でも名前がさまざまな一方、別の薬なのに酷似した名前を持つものもあり、取り違えが起きてしまったケースもあります。薬の名前はどう付けられるのかをわかりやすく解説します。

    掲載日:2023年02月01日
  • 「安くて質が悪い」は大間違い!実績あるジェネリック医薬品を選ぶメリット

    「安くて質が悪い」は大間違い!実績あるジェネリック医薬品を選ぶメリット

    【薬学博士・大学教授が解説】薬局の窓口で利用するか尋ねられる「ジェネリック医薬品」。安い分、質が悪い薬なのではと思っていませんか? それは大きな誤解です。薬の特許と、先発医薬品と後発医薬品の関係を知れば、ジェネリックが、安い上に「実績がある薬」であることが分かると思います。わかりやすく解説します。

    掲載日:2023年02月01日
  • アミロイドβは「脳のゴミ」?この考え方が適切ではない理由

    アミロイドβは「脳のゴミ」?この考え方が適切ではない理由

    【脳科学者が解説】「アミロイドβは脳のゴミ」という解説をよく見かけます。認知症の主な原因疾患である「アルツハイマー病」は、アミロイドβが原因だとする「アミロイド仮説」に基づいた言葉でしょう。しかし「脳のゴミ」という言葉を使うのは、適切とは言えません。アミロイドβはそもそも悪いものではない可能性もあるからです。わかりやすく解説します。

    掲載日:2023年02月01日認知症
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