あべ かずほ
薬学博士・大学薬学部教授。脳科学と薬理学を専門とする研究者
東京大学薬学部卒業、同大学院薬学系研究科修士課程修了。東京大学薬学部助手、米国ソーク研究所博士研究員、星薬科大学講師を経て、武蔵野大学薬学部教授。薬学博士。専門は脳科学と医薬。
Q. 小さい頃の家族旅行のことを、子どもが全く覚えていません。無駄な体験だったのでしょうか?
【脳科学者が解説】夏休みに、小さな子どもを連れて家族旅行を予定されているご家庭も多いかもしれませんね。しかし2~3歳までの幼児は、体験したはずのことをすっかり忘れてしまうものです。なぜ「幼児期健忘」が起こるのか、幼い頃の体験は無駄になってしまうのか、脳科学的にわかりやすく解説します。
アメリカで年間10万人以上が死亡…フェンタニルを中心としたオピオイド危機とは何か
【薬学部教授が解説】役立つ薬も、使い方を誤れば命にかかわります。ヘロインやオキシコドン、フェンタニルなど「オピオイド」と総称される薬物の乱用問題は深刻で、アメリカでは年間10万人以上もの人が命を落としています。ケシ、アヘンを起源とするオピオイドとは何か、その歴史と現状を詳しく解説します。
1日300人以上が死亡…合成麻薬フェンタニルを中心としたアメリカ薬物問題の現状
【薬物依存症の専門家が解説】今アメリカでは、1日に300人以上が合成麻薬フェンタニルを中心とした薬物中毒で死亡しています。過剰な処方薬により依存症に陥るケースも深刻です。薬物の過剰摂取で亡くなった著名人も少なくありません。日本ではほとんど語られないアメリカの悲惨な現状をお伝えします。
Q. プロテイン製品は体に悪い?毎日飲む効果と注意点を教えてください
【薬学部教授が解説】ダイエットや筋トレなどで愛用者も多いプロテイン製品。肉や魚を食べるよりも効率的にタンパク質が摂取できると人気のようですが、いくつか気になる点もあります。プロテイン製品のデメリットと、日常的な習慣にするときに考えたい注意点について、わかりやすく解説します。
Q. 「プロテインは腎臓に悪い」って本当ですか?
【薬学部教授が解説】タンパク質が効率的に摂れるとされ、人気のプロテイン製品。タンパク質不足は確かに体に悪いことですが、プロテイン製品を積極的に活用するべきでしょうか? プロテイン製品の腎臓への影響と、上手な考え方・利用法について考えてみましょう。
アルツハイマー型認知症の新しい治療薬…アデュカヌマブとレカネマブの違い
【薬学博士・脳科学者が解説】アルツハイマー型認知症に対して、日本国内で処方されているのは、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、メマンチンの4種類の対症薬のみです。根本的治療に効果が期待される新薬として、「アデュカヌマブ」「レカネマブ」の2つがあります。これらの承認状況、期待される効果、どのような機序で効くのかをわかりやすく解説します。
Q.「1日2リットルが水分補給量の目安」というのは本当ですか?
【大学教授が解説】「1日2リットル以上」「毎時間コップ1杯の水」など、水分補給の量やタイミングの目安が紹介されることがあります。しかし、私たちの脳や体のしくみから考えれば、これらの数値を目安にする必要はありません。わかりやすく解説します。
Q. 水の飲み過ぎは体に悪いのでしょうか?腎臓に負担になりますか?
【大学教授が解説】体の中の水分量は、不足しても過剰になってもよくありません。水は無害と思われている方もいるようですが、過剰な水分摂取は腎臓や心臓などにも負担をかけ、健康を損なうこともあります。わかりやすく解説します。
記憶力がいいことは幸せか?記憶力がよすぎることの問題点
【脳科学者が解説】暗記が苦手だと、記憶力が高い人がうらやましくなるものです。しかし記憶力がいいことは、必ずしも幸せなこととはいえません。健康的に日々を送るために、脳には記憶力を「抑制」する仕組みもあるのです。記憶力がよすぎることの問題点・デメリットをご紹介します。
Q. 「激辛料理の辛みは牛乳で和らげられる」って本当ですか?
【薬学博士・脳科学者が解説】激辛料理を食べたとき、いくら水を飲んでも口の中の辛さが取れないという経験をしたことはありませんか? 激辛カレーや唐辛子たっぷりの料理で辛さに耐えられなくなっても、水ではなく牛乳を飲めば辛さが和らぐ…と考える人がいるようですが、これは完全に誤りです。わかりやすく解説します。
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