村山 孝太郎

足と靴の健康 ガイド 村山 孝太郎

むらやま こうたろう

人を死ぬまで歩かせたい!日本とドイツで靴を学んだ鍼灸師靴職人

鍼灸師から靴職人となる。整形靴とインソール製作を学びに単身渡独。帰国後独立し、靴とインソールの店「ルッチェ」をオープン。足のトラブルに対し、治療家の目線で足の問題と全身の状態のつながりを明確にし、培った技術を使って、スニーカ―製作とインソール製作、靴調整や鍼施術によって顧客の足の悩みを解消している。

ガイドからの挨拶

こんにちは、鍼灸師で靴職人の村山孝太郎です。足と靴の相談や、インソール製作、靴製作、治療を行っています。私が出ると、鍼灸師で靴職人と聞いていたお客様からは「てっきりおじいちゃんだと思っていた」とよく言われます。

心身ともに自立した生活を送れる期間である健康寿命を延ばすことの大切さは以前から言われていましたが、最近、40代から50代の方々から「歩けなくなることの怖さ」を意識するようになったという話しをよく聞くようになりました。それは、ご両親など周囲の身近な人が、自由に歩けなくなることを目の当たりにして、不安を感じられるのでしょう。

足のトラブルは、足に原因が見つからず、病名もつかないけれど、痛みなどの自覚症状だけはあることがたくさんあります。しかし、同じような症状であっても、みんなが同じ原因や対処法でよいということはありません。病気でなくても歩き方や元々の骨格などによるクセなど足への対処が必要な場合もあれば、靴が問題の場合もあり、両方同時に対策しなければ解決しない場合など様々です。靴の問題なのに病院に相談に行ってしまったり、足の問題なのに靴のせいだと勘違いしてしまうと、解決策が見つからずに困ってしまい、不安にもなります。そんな、どこに相談したら良いのか分かりにくい足の悩みを、足のトラブルと靴のトラブルの観点からお伝えします。

足を健康に保つために大切なのは、自分の足をよく知ることです。そして、足にトラブルが生じた場合や、トラブルを予防するために、靴についてよく知ることも必要です。読者の皆様がいつまでも自分の足で歩くために、また、足についての不安を少しでも減らせるように、お力になれれば幸いです。

経歴・バックグラウンド

2000年 はり師きゅう師免許取得
2001年 鍼灸師として働く傍ら靴作りを学び始める
2004年 手製靴メーカー入社、靴作りと同社主催の靴学校で講師も務める
2006年 渡独し整形外科靴工房にてインソールと整形外科靴を学ぶ
2007年 靴とインソールの店ルッチェをオープン
2017年 足と靴の学校921開校
2021年 オーダーメイドスニーカー東京をスタート

鍼灸師として体について学び、靴作りを学び、インソール製作と整形外科靴製作の技術を学び、学んだこと全てを活かして仕事をするために独立しました。体の一部として足を見る視点と、足のために靴作りを行う視点の両方を持つことで、足と靴と体の問題が混ざり合っている足の悩みやトラブルに対処し、顧客の悩みを解消しています。医療関係者や靴業界関係者向けのセミナーを開催し、足に悩む人を減らすための活動にも力を入れています。様々な足の状況と生活環境に合わせて設計を柔軟に変えられるオーダーメイドのスニーカーこそ、人を死ぬまで歩かせる為に必要と考え、数年かけて開発、2021年より提供を開始した。

資格

はり師 きゅう師 (鍼灸師)

趣味・特技

趣味:燻製 どのような仕上がりにするのか、目指す完成品のイメージを固めてから下ごしらえ、前準備をするところなど、靴作りにも通じるところがあり、楽しくておいしいです。