のだ たかし
名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL・D51を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。
伊豆と三浦海岸で河津桜と電車のコラボを楽しもう
早咲きで知られた河津桜は、近年とみに人気が出て、2月上旬から3月上旬まで長い期間花見が楽しめる。本場である伊豆の河津桜と首都圏から手軽に行ける三浦海岸の河津桜は、ともに線路際が花見のコースになっているので、電車とのコラボ撮影も楽しめる。色々なアングルから多彩な車両とのコラボをご紹介しよう。
国登録有形文化財となった天竜浜名湖鉄道
天竜浜名湖鉄道は、2010年12月に全線が国の登録有形文化財となったノスタルジックあふれるローカル鉄道である。東海道本線が有事の際に分断された場合のバイパス線として建設されたという歴史的経緯を持つが、同じ浜名湖でも東海道新幹線から眺めるのとは違ったのどかさが感じられる。湖岸を走り、森を抜け、天竜川を越え変化に富んだ車窓が展開する沿線。駅舎を利用した食事処を巡る楽しみもある魅力あふれる路線である。
東北新幹線、新青森開業ルポ
東北新幹線は、1982年の大宮~盛岡開業以来、実に28年かかって2010年12月4日に新青森までの全線開業となった。最短3時間20分で東京から到達するが、2011年3月には新型高速車両E5系「はやぶさ」によるさらなる時間短縮とワンランク上のグランクラス導入が期待されている。ともあれ、新青森開業で大きく変わる北東北への旅である。
愉快なキャラクターのラッピング車両に乗ろう
人気のキャラクターをラッピングした楽しい車両が各地で走りまわっている。山陰、JR境線の「鬼太郎列車」、富士急のトーマスランド号、複数の鉄道に登場している銀河鉄道999、それに東京の下町、葛飾の柴又では国民的ヒーロー「寅さん」と「こち亀」電車まで登場。いずれも人気の的だ。
モノレールと京急に羽田空港国際線ターミナル駅開業
羽田空港に国際線ターミナルビルがオープンするのにあわせてアクセス鉄道であるモノレールと京急もそれぞれ新駅を開業する。出発ロビーの至近距離に駅ができるモノレール、地下にあるが、都心直通と横浜方面直通電車を増発して対抗する京急。どちらを選ぶかは、出発駅の違いなど様々な要素が絡み合って簡単には決められないかもしれない。現状をレポートしてみよう。
古希を迎えたデゴイチが活躍する「SLみなかみ」の旅
昭和15年生まれの蒸気機関車D51形498号機は、復活したからでも早くも22年。JR東日本のイベント列車用SLとして、すっかり有名になってしまった。東日本各線でふっぱりだこのSLだが、この秋は高崎に腰を据えて「SLみなかみ」として週末と祭日に高崎~水上を往復している。撮ってよし、乗ってよしの「SLみなかみ」の一日をレポートしてみた。
成田スカイアクセスvs新型NEXの熱き戦い
最速36分を謳い文句に颯爽とデビューした成田スカイアクセス経由の新型京成スカイライナー。山本寛斎氏がデザインした車体やインテリアが話題になっている。新たに開業した新路線を時速160キロですっ飛ばす快適さに人気も上々だ。それを迎え撃つのが、JR東日本の成田エクスプレス。車両をすべて新車に置き換え、車内設備もグレードアップ。新駅開業などで利便性をアピールする。さて、どちらに乗るべきか?
わたらせ渓谷鐵道で、トロッコ列車に乗ろう
渡良瀬川に沿って走るわたらせ渓谷鐵道には、観光用のトロッコわたらせ渓谷号が週末を中心に走っている。そのレトロな汽車旅とともに、ユニークな施設のある駅、昭和の面影を残すレトロな木造駅舎の駅など途中下車の楽しみもおおい路線である。
ウィークエンドパスで回り道をしながら会津へ行こう
ウィークエンドパスで会津へ。ただ、まっすぐ東北本線で北上しても平凡なので、水戸経由、水郡線でのんびり北上。郡山からは磐越西線に乗って、磐梯山を眺めながら会津若松へ。ここからはパスの特権を生かして会津鉄道に乗る。宿泊地である湯野上温泉でゆったり過ごした次の日は、塔のへつりの奇景を堪能。イベント列車お座トロ展望列車で会津若松へ戻った後は、ご当地のランチを味わい帰路につく
長野電鉄ロマンスカー「ゆけむり」で行く温泉旅行
元小田急ロマンスカーが走る長野電鉄の特急「ゆけむり」。ロマンスカーのウリである前面展望でりんご畑や信州の山並の景観を楽しみながら、終点・湯田中までの短い旅を楽しもう。湯田中周辺は有名な温泉地であるし、沿線の小布施は古い街並みや栗で人気の観光地だ。休日の旅行でぜひ訪れたい。
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