おおばやし ひとし
首都に隣接する埼玉県の歴史や文化の神髄を徹底紹介
メーカ勤務をしながら休日の度に、全国各地、世界各国を旅してきました。その経験を生かし、2009年より雑誌やウェブ等で観光記事の執筆しています。国内、海外を問わず訪れた地域の文化や歴史に鋭い視線を注ぎながら、地元である埼玉の観光・旅行に関するより豊かな情報を提供していきます。
歴史ファン必見の9つの古墳群「さきたま古墳公園」
埼玉の県名の発祥の地とされる行田市埼玉には、広大なエリアに巨大な古墳が密集しています。さきたま古墳公園として整備され、墳丘に登り埋葬施設を見学することができます。5世紀から6世紀にかけて築かれた9つの古墳を見ながら緑の絨毯を敷き詰めたような園内を歩いていると、知らず知らずの内に古代へのロマンが膨らんできます。
隠れ「うどん王国」埼玉・加須で手打ち麺を食べ歩き
日本の東西の麺食文化は、東はそば、西はうどんと語られます。ところが、うどんの生産量が香川県に次いで多いのは埼玉県なのです。埼玉は、隠れ「うどん王国」の存在です。中でも県北東部の加須市には「加須手打うどん会」があり、うどんが市民の食生活に深く浸透しています。市内には40を超えるうどん店が点在していますが、駅周辺には24店舗が集中しています。行列のできる人気店などもあり、要チェックです。
実は盆栽の町!埼玉・大宮で日本流アートを楽しむ
東武アーバンバークラインの大宮公園駅の北側は、「さいたま市北区盆栽町」の住所表記を裏づけるように一帯に盆栽のアートが溢れています。通りに植えられた樹木から名づけられた盆栽四季の道が町の区画を作ります。中心施設の大宮盆栽美術館では、数々の名品、優品が見られるばかりでなく、周辺にも盆栽園が点在しています。
ラムサール条約登録湿地、渡良瀬遊水地の豊かな自然
北関東で4つの県をまたぐ渡良瀬遊水地は、我が国最大の遊水地です。2012年にはラムサール条約に登録されました。広大な敷地の大半はヨシ原に覆われ、多種多様の動植物の姿を見ることができます。南西部に作られた谷中湖周辺は、自然を求める人々が集います。セーリング、カヌー、フィッシングの他、サイクリング、ジョギング、バーベキューなど、様々な楽しみに満ち溢れます。
レトロな気分を味わえる! SL列車で行く秩父路
旅行のときは乗物での移動も楽しみの一つです。SLに乗車すればレトロ感覚に満ち溢れ、旅の気分が自然に盛り上がってくるものです。関東地方では唯一、秩父鉄道に懐かしのSLが走っています。スピードは速くありませんが、ゆっくりとのんびりした旅の気分を満喫することができます。秩父路には素敵な観光スポットが点在しています。SLに乗って秩父を巡ってみましょう。
無形文化遺産に登録「細川紙」に触れる小川町散歩
埼玉県北西部で古くから受け継がれた細川紙がユネスコの無形文化遺産に登録されました。国内でも話題にのぼる機会の少なかった伝統技術が、一躍世界の注目を集めるようになったのです。IT技術が進歩した社会で日本固有の和紙づくりの文化を守り続けることは容易いことではありませんが、細川紙の里を訪れ手すき和紙づくりの体験をすれば、かけがえのない経験になるに違いありません。
プリンスホテルのノウハウが活かされた西武ドーム
国内5番目のドーム型野球場の西武ドームは、球場でありながらもプリンスホテルのノウハウがいたるところに活かされ、バラエティー豊富なホスピタリティに満ち溢れています。野球の観戦をしながら、カップルやグループごとに異なった雰囲気を楽しむことができます。また、グルメにも高い評価があり、特にライオンズの各選手がプロデュースする弁当は個性的なものばかりです。
日本最古のサッカー競技場「NACK5スタジアム大宮」
さいたま市の大宮公園の敷地内にあるNACK5スタジアム大宮は、県営大宮公園サッカー場として日本で初めて建設されたサッカー専用のスタジアムです。1964年の東京オリンピックのときにスタンドが整備され、国際試合も開催可能となりました。そして現在は、大宮アルディージャのホームグランドとなっています。Jリーグの試合が開催される日には、スタジアムはオレンジ色に染まります。
海のない埼玉県で唯一の水族館「さいたま水族館」
さいたま水族館は県唯一の水族館として、県内に生息する水中生物の大半を飼育しています。館内は荒川を源流から下るように魚の種類が変化していきます。荒川の先には外来魚が待ち受け、希少魚コーナーには絶滅寸前の天然記念物が貴重な姿を見せてくれます。海のない埼玉県の水中生物が勢ぞろいする、さいたま水族館の魅力をお届けします。
動と静のアクティビティ!利根川流域
埼玉県熊谷市の北端を流れる利根川の河川敷は、自然の緑に包まれながら総合運動公園を中心として、あらゆる種類のスポーツ施設が完備しています。陸上スポーツばかりでなく、空も水もスポーツステージとして活用されています。アクティブなエネルギーが河原に漲る一方で、視線を上げると北関東を取り囲む全ての山々の特徴的な景観を眺めることができます。
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