ウチダ チアキ
東京医科歯科大学卒業後、東京医科歯科大学第二外科。 癌研究会附属病院、東京都立墨東病院、東京都多摩がん検診センター、医療法人社団 七海会 内田医院(肛門科、泌尿器科)院長を経て、医療法人社団 七海会 あおぞらクリニック 新橋院を開院。本当に必要されている正しい知識を、専門医の立場からお伝えしていきます。
キスだけで感染してしまう性感染症とは
「性感染症(性病)」とは言っても、性行為からのみ感染するわけではありません。よく知らない相手と類似の行為(オーラルセックス)やディープキスをしていたら、性行為以外でも感染する可能性はあります。キスだけで性感染症に感染するはずない!と思っていたら……実は大間違いです。今回は、キスだけで感染してしまう性感染症についてお話します。
性病の「ブライダルチェック」って何をするの?
性病のブライダルチェックでは、性病全般を検査します。早期に病気を発見すれば治療も早く行うことができ、完治までの時間も短くなります。不妊を避けることもできるのでしっかり調べておきましょう。性病から不妊や子宮外妊娠、また母子感染ということもあるので、結婚前にお互いに調べておけば、二人の生活も安心してスタートできるでしょう。
HIV即日検査は本当に15分で終わるのか?
HIV即日(迅速)検査は15分で検査が終了し、検出感度も精密検査とほぼ同等です。即日(迅速)検査に必要な血液は2mlの採血ですみます。感染機会から3ヶ月以上経過後に検査を受けると確実な診断となります。3ヶ月も待てない方は、最短で2週間後から精密検査で調べることができます。また、パートナーと検査を受けることが大事です。
朝、トイレに行くと排尿痛がする…もしかしたら性病?
朝、トイレに行くと排尿痛がする。もしかしたら、性病に感染しているかもしれません。性病の中で一番感染者数が多いのは、「クラミジア」です。クラミジアの代表的な症状は、排尿痛がする、性器がむず痒い、白っぽい透明な膿がでること。性病に感染していると思ったら、恥ずかしがらずにまず病院に行きましょう。放置していても、性病は自然には治りません。今では、1回服用すると完治するお薬もでています。
昔の病気だった「梅毒」が若者の間で急増中!
2011年~2013年の3年間で梅毒の感染患者が約2倍に増加しています。梅毒感染者の約80%が男性で、25歳~29歳に広まっています。近年の梅毒の特徴として、男性と性交する男性に広まっていること、HIV混合感染が目立つ事などが挙げられます。
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