ひらい ちさと
メタボ研究を行いエビデンスに則ったダイエットを教える管理栄養士
小田原短期大学食物栄養学科 准教授。女子栄養大学栄養科学研究所客員研究員。女子栄養大学大学院 博士課程修了。名古屋女子大学 助手、一宮女子短期大学 専任講師を経て大学院へ進学。肥満と栄養摂取の関連について研究。前職は病院栄養科責任者(栄養相談も実施)。現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養情報を発信。
床ずれは介護と食事で防げます! 治せます!
床ずれ(褥瘡:じょくそう)は高齢者の身体変化に伴う大きな問題です。以前は、病院や介護施設等で床ずれができて、看護師の責任問題にまで発展したケースもあります。それはなぜか? 床ずれは適切な介護ケアで予防・治療することができるからです。そして、床ずれを予防・治療するための縁の下の力持ちは、やはり「食事」です。床ずれ対策の適切な介護ケアと食事について説明します。
嚥下調整食2以下の介護食の作り方とコツ:下
介護食を用意するときに、「米」をどのようにしてやわらかく調理するかが大きなポイントになります。「米」は日本人の主食であり、パワーの源です。そこで、ペースト状の粥を用意する方法と、市販の介護食を手に入れる方法、そしてお年寄りの食事に携わる際の心構えについてお話します。
歳をとると、食事をするのに必要な身体機能が変わる!
人間の身体は人生を過ごすうちにダイナミックに変化しています。これらの変化のうち、食事に大きな影響を与える身体の変化について説明します。身体の変化を考えれば、食事の用意に必要な注意点等も見えやすくなるはずです。
高齢者の食事ステップの基本は「離乳食」を逆にたどる
お年寄りの食事は「やわらかいもの」を求められるようになります。これはやわらかいものしか食べられなかった赤ちゃんが、少しずつ練習をして固いものが食べられるようになるまでの離乳食のステップを逆にたどると考えやすいのです。ただし、お年寄りには、赤ちゃんと違って、これまで生きてきた中での「食経験」があり、喉の構造もお年寄りと赤ちゃんは違います。何が同じで何が違うのか、すっきり理解しましょう。
“ごっくん”できない高齢者…そのカギは「とろみ」
「最近おばあちゃん、お茶を飲むときムセるんだよね」なんてことはありませんか?意外に思われるかもしれませんが、嚥下機能が低下したお年寄りは「さらさらした飲み物」を飲み込むのに苦労をします。これを解消するには飲み物に「とろみ」をつけることが効果的です。今回はその「とろみ」についてお話したいと思います。
高齢者の脱水… 水分と塩分に気をつけて!
人間の身体の60~70%は水分でできていますが、年齢を重ねるごとに減っていきます。特に、トイレに一人で行けず介助を必要とする高齢者の方は、回数を減らしたい一心で飲水を必要以上に控えてしまう方もいます。そして、この水分量を調節しているのが塩分です。今日は、高齢者の脱水についてお話します。
「食べる動作のメカニズム」と食事の関係
私たちは何気なく食事をしています。その動作のなかで、特別なことを意識しているわけではありません。生まれた時からただ普通に行っている、何気ない日常の動作です。しかし、実は「食べる」ことは五感をフル活用して食事をしています。私たちが食事をする時、どのように五感を活用しているのか身体の動きと食事の関係について解説します。ここから高齢者の「食べにくさ」の原因が見えてきます。
太っているのは遺伝だった!? 肥満遺伝子ダイエット
友達がやせたというダイエット方法を試してみたけれど、やせられなかった。そんな経験を持っている人はいませんか? やせ方には個人差があります。今までは試してみて自分に合うものを探していくしかありませんでしたが、自分に合うダイエットを科学的に知ることができるツールの一つが「肥満遺伝子」です。今回はガイドの十八番でもある肥満遺伝子について、ご紹介します。
食事で改善!高いのは中性脂肪?コレステロール?
健康診断で中性脂肪や悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高いと指摘された人はいませんか? これらの脂質異常症は痛みもかゆみもないことから予防や治療をせず放置してしまいがちです。しかし、日本人の死因にも多い動脈硬化。約31%の人が脳梗塞や心筋梗塞で命を落としています。重症化しないための食事のポイントは、中性脂肪が高いのか悪玉コレステロールが高いのかによって異なります。
メタボ予防にも有効? 1食置き換えダイエット
「1食置き換えダイエット」は1日3食のうち2食は普通どおりの食事をして、残りの1食を「1食置き換えダイエット」のドリンク剤に置き換えるというダイエット方法です。実際に、薬局へ行くとよく目にする「1食置き換えダイエット」ですが、本当にダイエット効果はあるのでしょうか? ガイドの心に刺さった肥満の専門医の言葉を交えて解説します。
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