ひらい ちさと
メタボ研究を行いエビデンスに則ったダイエットを教える管理栄養士
小田原短期大学食物栄養学科 准教授。女子栄養大学栄養科学研究所客員研究員。女子栄養大学大学院 博士課程修了。名古屋女子大学 助手、一宮女子短期大学 専任講師を経て大学院へ進学。肥満と栄養摂取の関連について研究。前職は病院栄養科責任者(栄養相談も実施)。現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養情報を発信。
“ごっくん”できない高齢者…そのカギは「とろみ」
「最近おばあちゃん、お茶を飲むときムセるんだよね」なんてことはありませんか?意外に思われるかもしれませんが、嚥下機能が低下したお年寄りは「さらさらした飲み物」を飲み込むのに苦労をします。これを解消するには飲み物に「とろみ」をつけることが効果的です。今回はその「とろみ」についてお話したいと思います。
高齢者の脱水… 水分と塩分に気をつけて!
人間の身体の60~70%は水分でできていますが、年齢を重ねるごとに減っていきます。特に、トイレに一人で行けず介助を必要とする高齢者の方は、回数を減らしたい一心で飲水を必要以上に控えてしまう方もいます。そして、この水分量を調節しているのが塩分です。今日は、高齢者の脱水についてお話します。
「食べる動作のメカニズム」と食事の関係
私たちは何気なく食事をしています。その動作のなかで、特別なことを意識しているわけではありません。生まれた時からただ普通に行っている、何気ない日常の動作です。しかし、実は「食べる」ことは五感をフル活用して食事をしています。私たちが食事をする時、どのように五感を活用しているのか身体の動きと食事の関係について解説します。ここから高齢者の「食べにくさ」の原因が見えてきます。
太っているのは遺伝だった!? 肥満遺伝子ダイエット
友達がやせたというダイエット方法を試してみたけれど、やせられなかった。そんな経験を持っている人はいませんか? やせ方には個人差があります。今までは試してみて自分に合うものを探していくしかありませんでしたが、自分に合うダイエットを科学的に知ることができるツールの一つが「肥満遺伝子」です。今回はガイドの十八番でもある肥満遺伝子について、ご紹介します。
食事で改善!高いのは中性脂肪?コレステロール?
健康診断で中性脂肪や悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高いと指摘された人はいませんか? これらの脂質異常症は痛みもかゆみもないことから予防や治療をせず放置してしまいがちです。しかし、日本人の死因にも多い動脈硬化。約31%の人が脳梗塞や心筋梗塞で命を落としています。重症化しないための食事のポイントは、中性脂肪が高いのか悪玉コレステロールが高いのかによって異なります。
メタボ予防にも有効? 1食置き換えダイエット
「1食置き換えダイエット」は1日3食のうち2食は普通どおりの食事をして、残りの1食を「1食置き換えダイエット」のドリンク剤に置き換えるというダイエット方法です。実際に、薬局へ行くとよく目にする「1食置き換えダイエット」ですが、本当にダイエット効果はあるのでしょうか? ガイドの心に刺さった肥満の専門医の言葉を交えて解説します。
多すぎる糖分は尿中へ! SGLT2阻害薬の上手な使い方
以前から、販売が噂されていながら、なかなか実現化に至らなかったSGLT2阻害薬。尿糖として糖分を排泄するため、インスリンと無関係の機序であることから注目を集めました。しかし実際には服用に際し、さまざまな注意点があるようです。今回は、この新薬・SGLT2阻害薬を服用する際に知っておきたい注意点についてお話をします。
ダイエット中でもOK!メタボ予備軍の太りにくいおやつ
「メタボ予備軍と言われたから、おやつは我慢だな」と思っている人はいませんか? 食べてはいけないと思ったストレスで、食事の時間にドカ食いしてしまい、結局太ってしまう人も……。一方で、おやつを食べながらダイエットに成功した人もいます。おやつをダイエットの味方にするコツをご紹介します。
ダイエットの停滞期はなぜ起きる? 原因と乗り切り方
体重はダイエットの指標として有効です。時には、上手くいっている指標として、モチベーションアップの指標として、目標値の設定として、などさまざまな場面で気になるのが体重です。しかし、順調に体重が下がっている間は楽しいダイエット生活ですが、体重が下がらなくなるとダイエットのモチベーションも下がってしまいます。ダイエットの停滞期をどう乗り切るか、そのポイントをお話します。
将来のメタボ予備軍を減らす!子供の肥満の原因・対策
太っている子供はよく食べる元気な子と思われがちです。しかし、太っている子供は成人後、30代、40代の若いうちから心筋梗塞などの危険が高くなります。子供のうちに肥満を解消して、大人になってからも健康で過ごせる丈夫な身体を作りましょう。
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