さかい かおり
イタリア、ローマ在住。観光ガイド・通訳業のほか、ツアーコーディネート、セミナー講師、記事執筆などもしています。バチカン博物館公認ガイド、バチカン・ネクロポリス専門ガイド、ローマ県公認ガイド、ヴィテルボ県公認ガイド、イタリア観光通訳。東京都葛飾区出身。カトリック教徒。WWF会員。
数十年に一度のイベント「聖年」にローマへ行こう
数十年に一度のカトリックの行事「聖年」には、世界中から多数の巡礼者がローマを訪れます。信者ではない観光客にとっても、通常は閉まっている聖年の扉が開いたり、記念切手やコインが発売されたり、興味深い要素はたくさんある一方、教会が大混雑し、宿もとりにくくなったりと、観光に支障が出ることも考えられます。2015年12月8日~2016年11月20日まで開催される「いつくしみの特別聖年」について注意事項とともに解説します。
ローマで一年中クリスマス気分が味わえる場所とは!?
クリスマスシーズンになると、イタリアでは街中や教会でプレセーペというキリスト生誕シーンの模型を飾ります。ローマで一番有名なプレセーペといえば、バチカンそばにあるローマ清掃局のPresepe dei Netturbini。そして通常のプレセーペとは違い、これは一年中見られるのです。クリスマスシーズンはもちろん、シーズンオフにローマを訪れた際には、バチカン観光の帰りなどにぜひ立ち寄ってみてください。
ローマ郊外で見つけた!クリスマスを満喫できる町
ローマの南30キロにある町アルテーナでは、12月になると町中にプレセーペ(キリスト誕生の模型)を飾り、クリスマス気分を満喫できます。ラバの背中に乗って町を一周したり、お土産にお菓子を買ったり、パノラマを楽しんだり。この時期ローマにいたら、あったかい恰好をしてぜひアルテーナへ。
ローマの丘の上にある素敵な修道院グッズショップへ
ローマ七つの丘の一つアヴェンティーノの丘の上にある修道院グッズショップ、Il Negozio Benedettino(ベネディクト修道会の店)。お菓子やビール、アクセサリーやスキンケア用品など幅広い品揃えに、店内には休憩コーナーもあります。真実の口や、近くにあるマルタ騎士団長の館で有名な「鍵穴」を見た帰りにぜひ寄ってみては。
サンピエトロ大聖堂見学の注意点
サンピエトロ大聖堂は、ただの観光スポットでもなく、美術館でもなく、聖ペテロを祀った神聖な教会です。教会に入場する際はいくつか決まりごとがあります。服装から、聖堂入場の手順、聖堂内で気をつけるべき点などを知っておくと、スムーズに見学できます。
第2のバチカン!カステル・ガンドルフォ体験記
ローマ郊外、カステッリ・ロマーニの街カステル・ガンドルフォには、ローマ教皇の夏の離宮があり、「第2のバチカン」としても有名です。アルバーノ湖の美しい眺めを見ながらランチをしたり、教皇宮殿前の広場でお茶をしたり、夏だったら湖でひと泳ぎも可能です。ローマ・テルミニ駅から電車で40分というアクセスのよさも魅力。
ローマ郊外、見どころいっぱいの教皇の庭園を覗く
ローマ郊外カステル・ガンドルフォにあるローマ教皇の夏の離宮。2014年3月より、バチカン博物館を通して、その広大な庭園を見学できるようになりました。庭園内には牧場もあり、ローマ教皇の食卓にも供される新鮮な農産物を購入することができます。カステッリ・ロマーニ観光と組み合わせて、ぜひ美しい庭園を堪能してみてください。
ローマ歴史地区、シスターが運営する宿兼食堂
フラテルナ・ドムスはシスターが運営する宿兼食堂。スペイン広場とバチカンの間という最高のロケーションにありますが、外に目立つ表示がしていないので、まさに知る人ぞ知るスポットです。客層のほとんどは聖職者か巡礼者ですが、もちろん一般の観光客も利用できます。そしてお値段も良心的。
バチカンまで歩いて行ける!知られざる穴場B&B
バチカンまで徒歩15分!ラ・キオストリーナ(La Chostrina)は2014年にできたばかりのB&B (Bed & Breakfast)。まだ新しいので、穴場の宿です。「バタフライ」、「フラワー」などの名前がついてそれぞれの部屋は、すべて違うインテリアで装飾され、どの部屋にあたってもハズレなし。ホテルよりも格安で泊まれるのも魅力です。
博物館も多数!ローマ新市街エウル地区と穴場ホテル
ローマの南側にある新市街エウル地区は、ムッソリーニの時代のファシスト建築で有名ですが、博物館が密集する文化地区でもあります。今回はエウル観光に便利な穴場ホテルを紹介します。建築に興味ある方には特にお勧めです。
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